あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    ご紹介の股関節脱臼
    2017年03月28日 (火) | 編集 |
    今日は避妊手術の予約が入っていたのですがドタキャンになり、手術が無くなりました。

    と思っていたら、知り合いの先生から電話が。
    「股関節脱臼の手術をお願いできますか?」
    「はい、大丈夫です」
    避妊手術ドタキャンで良かったかも~。(#^。^#)

    早速来ていただきました。
    ちょっとポッチャリ系のキャバリアさんです。
    お話を伺うと、昨晩飼い主さんが就寝中に「ギャン!」と叫び声が聞こえて、起きて見てみたら右後肢を挙上してたそうです。
    一体何があったのか??
    朝になって知り合いの先生の所に行って股関節脱臼が発覚したのでした。

    痛みのせいか、ゴハンを食べてないとのことなのでそのままお預かりして手術となりました。

    ope前1

    横向き(ラテラル)で撮ったらしっかり外れてましたが、

    ope前2

    仰向け(VD)にして後肢を引っ張ったら、整復されてました。
    v(^▽^*)ラッキ

    まず、大凡の目安でピンを刺して

    ope1.jpg

    ope1-2.jpg

    それを元に角度の微調整をして刺しなおし、

    ope2.jpg

    ope2-2.jpg

    ちゃんと骨頭のほぼ真ん中を通ることを確認してから寛骨臼を貫くように深く刺し、

    ope3.jpg

    ope3-3.jpg

    ピン先が数mm貫通しているのを確認してから、ピンを曲げて切断して、皮内に埋没して終了。

    ope後

    ope後-2

    今日も無事大成功♪
    夕方にはご帰宅となりました。

    ああ、レントゲンが壊れてなくて良かった~。(´▽`*)


    <余談>
    海外の動物病院で、異物を飲み込んだというワンちゃんが来て、レントゲンを撮ったら

    ワンコインワンコ
    ワンコイン ワンコ

    色々と笑えない。。。。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    陰睾の手術
    2017年03月17日 (金) | 編集 |
    昨日去勢手術に来たワンちゃんは右側のタマタマが降りてこない陰睾でした。

    陰睾についてはこちら

    何度か来院していただき、何度も確認しましたが、鼠径部に睾丸が触知できません。
    「お腹を開く可能性がある」ということを了解していただいて手術に挑みました。

    ところが、麻酔をして仰向けに保定すると容易に見つかりました。

    陰睾の位置1

    正常な左は青丸の位置に、右は黄丸の位置にありました。
    以前の鼠径部陰睾の手術の時は陰睾が比較的簡単に移動しましたが、今回は押しても引いても降りてきません。
    そこで、両方の中間あたりで皮膚切開し、両方を切開位置まで引っ張って歩み寄ってもらうことにしました。

    陰睾手術の切開位置1

    そうして今回も無事1ヶ所切開で済ませることに成功。

    この子のように平常時にはどうしても見つからない陰睾が、麻酔をすると確認できることが結構あります。
    特に太っている子は脂肪に埋もれて非常に確認し辛いです。
    今回のワンちゃんはそれほど太ってなかったんですけどね~。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    砂状結石
    2017年03月15日 (水) | 編集 |
    ワクチン接種に来院されたワンちゃんが、待合室でしちゃったオシッコに血が混じっていました。
    血尿したのはその時初めてということで飼い主さんも驚いていました。
    「そういえば、2か月前くらいから頻繁にオシッコするようになったような・・・」

    急遽ワクチンを延期して膀胱の検査です。

    エコーで膀胱を診ると

    結石エコー2

    ガッツリ結石が写っています。

    結石エコー2解説

    エコーは超音波の反射を画像にする装置なので、固い物に当たると殆ど音を反射させてしまい、それより後方には音波が届かずに影(シャドー)が出ます。

    確認のためにレントゲンを撮ってみました。

    砂状結石1

    あれ?写ってない?

    1月に手術したワンちゃんの場合

    膀胱結石

    こんな風にはっきりと写っていました。
    これはまた例のレントゲン透過性の結石なのかな?

    今回のワンちゃんのレントゲン画像のコントラストを調整して、目を凝らしてよ~くみると

    砂状結石2

    何となくそれらしい物がうっすらと見えるような見えないような・・・
    (; ̄д ̄)
    もう一度エコーで確認してみましたが

    結石エコー1

    やっぱり膀胱結石間違いなし。
    これは摘出するしかないですね。

    日程を調整して、後日手術をしてみると

    砂状結石摘出

    細かいゴツゴツの砂状の結石でした。
    つまりレントゲンを撮る時に台の上に寝かせて撮った時、砂状の結石が薄く広がった結果、レントゲンが透過してしまったんですね。

    結石の成分分析の結果は「リン酸アンモニウムマグネシウム(ストラバイト)」でしたから、通常は大きな塊の結石になってレントゲンにも写るはずですが、こういうケースもあるんですね。

    別のワンちゃんですが、やはりエコーで

    砂状結石エコー3

    結石の像が見えましたが、レントゲンでは

    砂状結石3

    全く見えません。
    この子はもっとサラサラの砂状でした。(写真撮り忘れた!>_<)
    分析の結果「ケイ酸」の結石でしたから尚更レントゲンには写りません。

    どちらも検査の時、レントゲン撮影だけだったら
    「結石はありません」
    となっちゃいます。
    結石の検出にはエコーを診ないと見落とすかもしれませんね~。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    歯みがきしよう!その2
    2017年02月27日 (月) | 編集 |
    今までの歯磨き剤は、口臭予防効果はありますが、歯石予防効果は充分とは言えません。
    そして、一旦付いてしまった歯石は歯磨き剤では取れません。

    そんな折、新しい歯磨きジェルが誕生しました。

    スカロー歯磨きジェル (1)

    最近発売された「スカロー デンタルジェル」は、歯石を除去する効果があるそうです!

    「スカロー」というのは、青森県産ホタテ貝殻を100%使用した安全で環境にやさしい抗菌剤です。
    ホタテ貝殻を特殊製造(高熱焼成分解炉)にて、約1,200度の高温で加熱させた後、特殊加水を施すことによって更に素材への配合性の高い水酸化カルシウムに変化させます。
    それが天然抗菌剤「スカロー」です。
    「スカロー」は、強アルカリ性(≒pH12.8~13.2)で細菌を分解します。
    そしてその強アルカリが歯石の表面を溶かしていくんだそうです。

    スカロー歯磨きジェル (2)

    少し歯石が付き始めたピノで試しています。
    結果はまたご報告しますね!

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    歯みがきしよう!
    2017年02月25日 (土) | 編集 |
    先日「動物の口腔疾患」の講習会を聴講した時に、講師の先生が「安くて使いやすい!」と推薦していた動物用歯ブラシがあったので取り寄せました。

    シュワワ (1)

    シュワワ (4)

    その名もシュワワ 全4色。

    その特徴は、

    シュワワ

    小さなヘッドで、ブラシの毛の長さが斜めにカットされています。
    この微妙なテーパーがワンちゃんの口の中での作業に向いています。

    そしてもう一つの特徴は

    シュワワ (3)

    柄が曲がります。
    こういうタイプの他の歯ブラシは、曲げても段々戻ってしまいますが、シュワワは戻りません。

    早速ピノで試してみました。



    確かに使いやすいです。

    今までは「人の子供用の歯ブラシでもオッケーです」と言っていましたが、これからは専用品ですね!

    しかしピノの場合、口を閉じていても歯ブラシが今どこを磨いているか分かりやすいですね~。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。