変形性脊椎症
    2017年10月23日 (月) | 編集 |
    雨が降りしきる昨日、選挙以外に行くところが無かったので、予てより気になっていたピノの歯石取りをしました。

    ピノの歯石取り (1)
    これから麻酔されるとも知らないで・・・

    来月で12歳。
    ロープのおもちゃ、歯磨き、時々ハンドスケーラーでの歯石取りで凌いできましたが、奥歯(臼歯)には歯石が溜まってしまいました。

    ピノの歯石取り (2)

    ピノの歯石取り (3)

    ピノの歯石取り (4)

    ピノの歯石取り (5)

    もう限界ですね。(´△`;)
    ここは一つ念入りに歯石取りをしましょう。

    ピノの歯石取り (8)

    ピノの歯石取り (9)

    ピノの歯石取り (6)

    ピノの歯石取り (7)

    歯肉の後退は殆ど無く概ねセーフでしたが、下顎左第一切歯が唯一グラグラのため、泣く泣く抜歯しました。

    抜いた歯 (1)

    抜いた歯 (2)
    食べちゃダメ!


    さて、ついでに検診しちゃおうってことで採血とレントゲンを撮りました。
    血液は問題なかったのですが、レントゲンを診て愕然!

    ピノの脊椎症 (1)

    第9~13胸椎が変形性脊椎症を起こしてる!

    ピノの脊椎症 (2)
    〇印の所が変形している

     <変形性脊椎症>
    一種の老化現象で脊椎関節が変形してしまう退行性病変です。
    関節の軟骨がすり減って変形してしまったり、または脊椎の一部がカルシウム沈着を起こして異常な突起やブリッジができたり、隣り合う脊椎がくっついてしまう病態です。
    肥満や激しい運動、逆に運動不足で背中の筋肉が衰え、脊椎に負担がかかるような要因があると、発症が加速する可能性もあります。


    老化現象 老化現象 老化現象・・・・
    ヽ( ̄□ ̄;)ノ ガーン!

    こういうことにならないように肥満には気を付け、過度な運動はさせず、ソファーの上り下りは極力避け、栄養バランスにも気を付けていたのに・・・。
    いくら気を付けていても「なるものはなる」という悲しい現実でした。。。

    因みに、変形性脊椎症と椎間板ヘルニアを同列に扱っている情報が多いですが、別の病態です。
    椎間板ヘルニアは、飛び出た椎間板が脊髄を圧迫して”痺れ”や”痛み”、”麻痺”を伴う厄介な疾患ですが、変形性脊椎症は骨の変形のみで、可動域の制限は起きますが、通常痛みは伴いません。

    ただし、両疾患が同時に起きることはよくあります。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    子柴ちゃん骨折!(>_<)
    2017年10月07日 (土) | 編集 |
    昨日の早朝、柴犬さんが前肢を骨折してしまいました。

    今回も当院オリジナルの固定器(「前肢の骨折」参照)を装着する予定ですが、トイプードルさんやイタグレさんなどの小型犬用の器具は柴ちゃんでも大丈夫か?

    実はこの柴ちゃん、生後4か月で体重は3.2㎏しかありません。
    まだ小型犬サイズなのでした。

    本日の診察終了後に手術しました。

    骨折 (1)

    骨折 (2)

    手術無事終了。

    しかし心配なのは、このワンちゃんが成長期だということ。
    骨折治癒には1か月ほど掛かりますが、その間に骨が成長して伸びます。
    普通のギプスだと成長に合わせて作り直さなければなりませんが、この器具は隙間があるので成長してもテープの張り直しだけでOKです。

    さあ真っすぐに治ってね~。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    忘れちゃうくらい
    2017年09月01日 (金) | 編集 |
    股関節脱臼の手術をしたワンちゃん、

    オペ前
    オペ前2
    手術前

    見事に左の股関節が外れています。

    オペ後
    オペ後2
    手術後

    無事手術は終了しました。

    そしてそのワンちゃんが昨日、抜ピンに来ました。

    抜ピン前
    抜ピン前2
    抜ピン前

    ズレも不安定感もありませんからピンを抜きます。

    抜ピン後
    抜ピン後2
    抜ピン後

    大変綺麗に治りました。
    このまま再脱臼や反対側の脱臼が起きませんように!

    ところでこのワンちゃんは、脱臼整復手術は5月に実施しました。
    通常抜ピンは施術後1~1.5か月で行いますが、ワンちゃんがあまりに普通に歩いているので、飼い主さんが手術したのを忘れてしまっていたそうです。
    3か月以上経ってからふと思い出したそうで慌てて予約の電話をしてくれました。

      手術をしたのを忘れちゃう

    美しい言葉ですね~。・:*:・(*´∀`*)ウットリ・:*:・

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    歯石取りはお早めに
    2017年08月12日 (土) | 編集 |
    先日ワンちゃんの歯石取りのご依頼がありました。
    まだ4歳のワンちゃんですがほんのり歯石が付いていました。

    右上
    右上顎

    右上P4
    右上第3第4前臼歯と第1後臼歯

    左上
    左上顎

    左上P4
    左上第3第4前臼歯と第1後臼歯

    いつももっとガッツリ大量に歯石が付いている状態の歯石取りをしているので、これ位だと綺麗に見えちゃいます。(*^。^*)

    でも、歯石を取ってみると、

    処置後右上
    処置後右上顎

    処置後右上P4
    右上第3第4前臼歯と第1後臼歯
    歯茎の発赤がみられる

    処置後左上
    処置後左上顎

    処置後左上P4
    左上第3第4前臼歯と第1後臼歯
    歯茎の発赤と第4前臼歯と第1後臼歯の間に歯肉の増生がみられる

    歯周ポケットは深くなっていませんでしたから歯根は健康ですが、もう既に歯肉の炎症が始まっています。
    ということは歯石取りは今が限界で、これ以上置いておくと歯周病が進んでしまうってことです。

    まだまだ大丈夫と放っておくと歯がガタガタになってしまいます。
    歯石取りはガッツリ溜まる前に取りましょう。


    あ、
    歯石取りより、歯石が溜まらないように歯磨きで予防するのが一番ですよ!

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    重症熱性血小板減少症(SFTS)について
    2017年07月26日 (水) | 編集 |
    先日、大変気になるニュースが報道されました。

    ◇          ◇          ◇

    野良猫にかまれ感染か
    SFTSで50代女性死亡

     厚生労働省などは24日、野良猫にかまれた50代女性が昨夏、重症熱性血小板減少症候群SFTS)に感染し、死亡していたと明らかにした。マダニが媒介する感染症として知られるSFTSだが、今年に入りペットの猫や犬からのウイルスの検出事例もあり、厚労省は注意を呼びかけている。
     厚労省や国立感染症研究所によると、西日本に住む女性は、衰弱した野良猫にかまれた後にSFTSを発症し、その後亡くなった。SFTSに猫が感染していたかどうか確認はできていないが、猫には血小板の減少などSFTSとみられる症状があった。また女性はマダニにかまれておらず、猫にかまれて発症した可能性が高いとみられる。これまでに哺乳動物から人への感染は例がない。
     厚労省によると、飼育する猫や犬がSFTSを発症するのはまれ。野生動物との接触を避け、ペットがマダニにかまれないよう、ペット用の駆除剤を使うことや、犬や猫が体調不良の際には動物病院を受診することを勧めている。
     同省によると、SFTSウイルスを保有するマダニは地域や季節によるが、高くて数%。SFTSは発熱や全身の倦怠(けんたい)感などが出て、重症化すると死亡することもある。日本では2013年1月に初めての患者が確認されて以降、西日本を中心に毎年60人前後の患者が報告され、その約2割が亡くなっているという。

    「朝日新聞 DIGITAL」 より

    ◇          ◇          ◇

    このニュースには不明・推測が含まれています。
     ・衰弱していた野良猫がSFTSに感染していたのかどうか不明
     ・亡くなった女性の感染源がその野良猫なのではないかと推測
    真相解明が待たれるところですが、とりあえずマダニには要注意です。

    しかし・・・(´д`;)
    マダニ寄生の野良猫に噛まれてSFTS感染で死亡」となると犠牲者最有力候補は餌やりオ〇サンと獣医師ですねぇ。
    今までは猫に噛まれた時に気を付けなければならないのは化膿と猫ひっかき病ぐらいでしたが、SFTSはヤバいです。
    これから野良猫さんを扱う時には防護用手袋が必須ですよ。

    ところで・・・
    こういうニュースが流れると「猫に噛まれてSFTS」と要約曲解をする人が出てきますが、あくまでも感染の大元はマダニです。
    マダニに噛まれなければウィルスを持っていることはありませんから、マダニ対策がSFTS予防の柱です。

    ニャンコは屋内飼育、外出するワンニャンはしっかりマダニ予防をして、野良猫さんには安易に手を出さないでください。

    ◆厚生労働省HPの重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&Aもご覧ください。

    いんちょ

     ←ランクアップにご協力下さ~い! ポチッとな。
    テーマ:気になるニュース
    ジャンル:ニュース