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    マダニの恐怖
    2018年05月29日 (火) | 編集 |
    マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、2013年1月に初めて国内で確認されてから、毎年60名前後の患者が報告されています。

    マダニの恐怖_20180529
    ↑クリックすると大きくなります

    致死率は20%にも上る恐ろしい感染症です。

    マダニ寄生

    最近では犬猫での発症も確認されています。
    (当院では未だありません)

    SFTSウィルス分布

    我が静岡県では人の症例は報告されていませんが、SFTSウィルスを持ったマダニや抗体保有動物は確認されています。

    厄介なのは、SFTSウィルスがどのように感染するのかが未だに解明されていないことです。

    非公式ながら信頼できる筋によりますと、50代の獣医師がマダニ寄生の動物の診察をしていてSFTSウィルスに感染して死亡したとの情報もあります。
    σ( ̄□ ̄|||)げっ!! どストライクやん!!
    以前はマダニが寄生しているワンちゃんから素手で取っていましたが、今はしっかりと手袋をして処置しています。

    今やマダニは、ただ単に血を吸われて痛いだ、痒いだ、キモイだの話ではなく、命に係わる重病の運び屋となっています。
    しっかりとマダニ対策をしましょうね。

    マダニ対策

    いんちょ

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