
入笠山山頂で栄養補給をした後、
「折角ここまで来たからには、大阿原湿原に寄らないわけにはいかないでしょ!」
と、午後2時を過ぎようとしている時間にも拘わらず、更に先を目指しました。
まあゴンドラ(下り最終16:30)を使ったり、最悪タクシーで帰るって手もあるし。

小走りのように入笠山の南面を下り、舗装路に出ます。

そこから約1km歩くと大阿原湿原に到着です。

大阿原湿原は、国内の高層湿原の分布では最南端に位置する貴重な湿原です。
ミズゴケの泥炭が堆積し、湿原としては乾燥度が高い老年時代に入っています。
ふむふむ、なるほど。貴重な湿原ですね。
あれ?待てよ?
日本最南端の高層湿原て

ま、いっか!(*⌒▽⌒*)
道路脇沿いに数台停まれる駐車場があって、駐車場から数段階段を下りると即湿原です。

右の木道は途中までバリアフリーで行けます。




脚に優しい木道歩き♡

爽やかな湿原を独り占め

湿原周回路の最深部
右に行くとテイ沢沿いの林道

復路はコナシ・シラカバの林の中を通る木道

こけ・苔・コケ~!

若干八ヶ岳っぽい

ササとシダとコケとシラカバ

苔むした巨岩
とても静かで広々した湿原で和みましたが、私以外は一人もいませんでした。
孤独に湿原を楽しみたい方にはお勧めです!
午後2時42分、さてそろそろ帰らないと。
舗装路を入笠山を迂回するように帰ります。
道沿いの木々には、


湿気が多い澄んだ空気の所にだけ生息するというサルオガセが大量に繁茂していました。
空気が綺麗なんですね~。
帰路の道沿いに「八ヶ岳ビューポイント」があるので寄ってみましたが、

やっぱり厚い雲で顔を隠していました。
マナスル山荘に続く道まで戻り、右手の広い道を歩いて行くと、もう一つの湿原「入笠湿原」が現れました。

こちらも時間があれば是非回りたかったのですが、泣く泣く割愛しました。
次の機会には必ず!
ゴンドラ山頂駅と登山道の分かれ道に到達。

ハイキングコース・すずらんの里・青柳駅 9kmを目指します。
展望の無い展望台を過ぎて青柳方面とお別れして一路すずらんの里駅へ向かいます。

下山途中から突然夕立のような雨が降って来ました。
レインウェアは持っていましたが、ゴールまでもう少しだったので着ないで済ませましたが、リュックにはレインカバーをしました。

雨は一向に止む気配がありません。
こうなったらあと1㎞程度だからそのまま濡れてっちゃえー。

ビショビショになってすずらんの里駅の駐車場に着いた途端、夕立は上がりましたとさ。
活動時間 : 5時間38分
活動距離 : 22.3㎞
高低差 : 1056m
累積標高上り : 1249m
登山道はあまり面白くなかったですが、広々とした山頂(展望があれば更に)としっとり静かな大阿原湿原にとても癒された山行でした。


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