
昨年11月に
「ゆるい首輪」の回に登場した元ノラ猫ちゃんは保護してくださった方が大事に飼ってくれています。

(今更ながらモザイク入れ(^^;))
しかしながら家の中で元気に動き回って、大きな皮膚欠損を縫い合わせた傷に無理な張力が掛かってしまったようです。
T字に縫った交点部分が接着せずに裂けてきてしまいました。
腋下は可動率高いです。( ̄Д ̄)
かなり傷は小さくなりましたが、そのまま縫ってもダメそうなので皮膚弁形成をすることにしました。
(以下、写真をクリックするとモザイク無しの生写真を見れます)

方法は次の通り

大きな傷より一回り大きく皮膚を切ります。
傷んだ皮膚同士は接着しにくいため、新しい傷(新鮮創)を作ります。

周辺の余裕のある部分の皮膚を下図のオレンジのラインで切ります。

健康な皮膚のピンクの△部分は切除し、A-B、C-D、E-F、G-Hの各点が寄るように縫い合わせます。

これで張力がかなり分散されます。
では、実際の手術です。

このように切開ラインを想定しました。
皮膚弁を底辺のかなり広い台形にしたのは、より張力を分散し、更に皮膚弁への血液供給を豊富にする目的のためです。

前回手術の後は、縫った部分の皮膚がパツパツでしたが、今回はかなり余裕があります。
張力的には大丈夫なのですが、何しろ動きの激しい部分なので安静が第一です。
ネコちゃんのストレスを考えるとなるべく早く家に帰してあげたいのですが、ここは我慢の為所、数日間入院していただきましょう。
頑張れネコちゃん!

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しかしながら家の中で元気に動き回って、大きな皮膚欠損を縫い合わせた傷に無理な張力が掛かってしまったようです。
T字に縫った交点部分が接着せずに裂けてきてしまいました。
腋下は可動率高いです。( ̄Д ̄)
かなり傷は小さくなりましたが、そのまま縫ってもダメそうなので皮膚弁形成をすることにしました。

方法は次の通り

大きな傷より一回り大きく皮膚を切ります。
傷んだ皮膚同士は接着しにくいため、新しい傷(新鮮創)を作ります。

周辺の余裕のある部分の皮膚を下図のオレンジのラインで切ります。

健康な皮膚のピンクの△部分は切除し、A-B、C-D、E-F、G-Hの各点が寄るように縫い合わせます。

これで張力がかなり分散されます。
では、実際の手術です。

このように切開ラインを想定しました。
皮膚弁を底辺のかなり広い台形にしたのは、より張力を分散し、更に皮膚弁への血液供給を豊富にする目的のためです。

前回手術の後は、縫った部分の皮膚がパツパツでしたが、今回はかなり余裕があります。
張力的には大丈夫なのですが、何しろ動きの激しい部分なので安静が第一です。
ネコちゃんのストレスを考えるとなるべく早く家に帰してあげたいのですが、ここは我慢の為所、数日間入院していただきましょう。
頑張れネコちゃん!


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