あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    名前変更キボー
    2016年04月20日 (水) | 編集 |
    獣医学の進歩のせい(お陰?)か、病原体の名前が変わることがあります。

    マラセチア

    皮膚炎や外耳炎の原因となる”マラセチア”は、以前は”ピチロスポラム”と呼ばれていました。

    また、ニャンコの赤血球に寄生して貧血を起こす原虫”ヘモバルトネラ”は”ヘモプラズマ”に変更になりました。

    名前が変わっても、原因も治療も変わらないのでいいのですが、記憶力低下のお年頃人間にとっては「なんでやねん」な所業です。(;´д`)


    ところで、甚大な被害が出ている熊本地震ですが、最近では「エコノミークラス症候群」による死者や体調不良者が出て、更なる不安が広がっています。

    エコノミー

    この「エコノミークラス症候群」という病名、医学的には「急性肺血栓塞栓症」といいます。
    長時間狭い椅子に座ったままの状態が続くと、足の血液の流れが悪くなります。
    すると足の静脈の中に血の塊(静脈血栓)ができることがあります。
    この静脈血栓は歩行などをきっかけに足の血管から離れ、血流に乗って肺に到着し、肺の動脈を閉塞してしまいます。
    これが急性肺血栓塞栓症です。
    飛行機のエコノミークラスで旅行する人に多いので「エコノミークラス症候群」という病名が付き知られるようになりましたが、ビジネスクラスでも起こりうるし、車の中でも起きています。
    テレビで安倍首相が「エコノミー症候群」と言ってましたが、なんだか意味合いが違ってきそうです。
    通称名としても「エコノミークラス症候群」は適切な病名とは言えないと思います。
    よって、名称変更キボー。
    普通に「急性肺血栓塞栓症」でいいのに。

    また、ワンちゃんの飼い主さんの義務、ワンちゃんの登録と”狂犬病”予防接種。
    狂犬病は感染した動物が脳炎を起こし、狂騒状態になってあたりかまわず噛みまくることで、唾液からウィルスが感染します。
    人の身近にいる犬がその感染源になることが多いので”狂犬病”の名が付きましたが、人を含む全ての哺乳類が感染します。
    そして発症したらほぼ100%死亡する恐ろしい伝染病です。
    しかしその名前のせいか、愛犬への接種に抵抗感を覚える飼い主さんもいます。
    「ウチの子は狂犬なんかじゃない」
    全然意味が違うんですけどね。
    よって、病名変更キボー。
    人も狂うので「狂人病」  ・・・放送出来ない
    発症したら必ず死ぬので「必死病」  ・・・頑張りそう
    どっちもマズイですなぁ。( ̄д ̄|||)

    日本語では言葉のイメージが先行してしまうことがあるので、ネーミングには細心の注意が必要です。

    いんちょ 頑張れ!熊本!

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