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    イベルメクチンには大変お世話になっております
    2015年10月06日 (火) | 編集 |
    <ノーベル賞>医学生理学賞に大村氏
    寄生虫感染症の薬開発


    大村智先生
    大村智・北里大特別栄誉教授=竹内幹撮影

     スウェーデンのカロリンスカ研究所は5日、2015年のノーベル医学生理学賞を大村智(さとし)北里大特別栄誉教授(80)と米ドリュー大のウィリアム・キャンベル博士(85)、中国中医科学院の女性科学者の屠ゆうゆう(と・ゆうゆう)首席研究員(84)の3氏に授与すると発表した。
    受賞理由は、大村氏とキャンベル氏が「寄生虫によって引き起こされる感染症の治療の開発」、屠氏が「マラリアの新規治療法に関する発見」。
    これらが主に開発途上国で感染症対策に役立っていることを、ノーベル財団は「人類への計り知れない貢献」とたたえた。
    中国籍の人の受賞は自然科学3賞で初めて。
     ※屠ゆうゆう教授の「ゆう」は口へんに幼。

    (中略)

     土壌1グラムの中には、約1億個の微生物がいるとされる。
    大村氏は70年代から各地で土を採取して微生物を分離・培養し、その微生物が作る化学物質に有用なものがないか調べる中で、静岡県伊東市のゴルフ場周辺の土にいた新種の放線菌が出す物質から寄生虫に効果のある抗生物質「エバーメクチン」を発見し、79年に報告。
    キャンベル氏はそれが家畜に効果があることを確認した。

     その後、米製薬大手のメルク社との共同研究で、構造を一部変えた駆除薬「イベルメクチン」を開発。
    当初は家畜用に使われたが、蚊やブユが媒介する熱帯地方特有のヒトの病気で失明や視覚障害を引き起こす「オンコセルカ症(河川盲目症)」や皮膚などが肥大化して硬くなる「リンパ系フィラリア症(象皮病)」、ダニが原因の皮膚病「疥癬(かいせん)」などの特効薬として普及した。

     オンコセルカ症は「六大熱帯病」の一つに数えられ、87年には中部アフリカを中心に約1800万人が感染していた。
    しかし同年、WHO(世界保健機関)がメルク社の協力で薬の無償配布に乗り出したことで、2025年ごろには撲滅される見通しだ。
    リンパ系フィラリア症も含め、イベルメクチンの服用で感染の危機から救われる人は年間約3億人に上るという。

     北里大で午後8時半から記者会見した大村氏は「(受賞の知らせに)驚いている。微生物の力を借りているだけで、私が偉いことをしたのではない。若い人が仕事を続けて、世の中の役に立つ仕事が続くよう期待する」と話した。

    「Yahoo!ニュース」 より

    ◇          ◇          ◇

    大村智先生、
    ノーベル医学生理学賞受賞おめでとうございます。


    獣医界でもイベルメクチンには大変お世話になっております。 m(_ _)m

    当院で使用中のイベルメクチンとその仲間たち
    イベルメクチンと仲間たち

    モキシデクチンは犬フィラリア予防に
    ミルベマイシンは犬フィラリア予防と回虫・鈎虫・鞭虫の駆虫に
    セラメクチンは猫のノミダニ・回虫・ミミヒゼンダニの駆除に
    イベルメクチンはヒゼンダニ・ミミヒゼンダニ・ツメダニの駆除に
    ドラメクチンはニキビダニの駆除に

    当院のような小さな病院でもこれだけのイベルメクチン系の薬を使用しています。

    以前は毎日飲ませていたフィラリアの予防薬ですが、エバーメクチンの発見、その後のイベルメクチン等の誘導体の開発により、月1回の投薬になりました。
    その簡便性のためか、犬フィラリア予防が画期的に広まり、かつて犬の死亡原因No1だったフィラリア症は、今では珍しい病気となってきました。
    また、なかなか治りにくかったヒゼンダニ(疥癬)や、かつては安楽死対象にもなっていたニキビダニ(アカルス)症も治療できるようになってきました。
    これら全て大村先生のお陰です。
    医療・獣医療にとってその功績は計り知れません。
    受賞は遅すぎたくらいです。


    ・・・・・・つーか、40年も前の発見なのに何故今頃受賞なんでしょう??
    大村先生がまだお元気だから受賞できましたが、もし・・・、  ねえ。

    何はともあれ、良かった良かった。

    いんちょ

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