
昨日のブログで「最近では短い尾のネコちゃんが減りました。」と書きましたが、実はまだまだ尾曲がりネコが断然多い地域があるんです。
元霊長類研究所所長で、現在は京都大学名誉教授・野澤謙先生の調査によると、長崎に棲息する猫のうち79%が尾曲がり猫で、他地域と比べると、文句なくダントツ1位の確率なんだそうです。
実は昔々の日本には真っ直ぐの尾のネコしかいなかったそうです。鳥獣戯画絵巻に描かれている猫の尻尾は、どれもまっすぐです。

<鳥獣戯画>(一部猫のところを抜粋)
ところが江戸時代後期の浮世絵(喜多川歌麿、安藤広重など)に、唐突に“尾曲がり猫”が出現します。

歌川国芳 <猫飼好五十三疋(にゃうかいこうごじゅうさんびき)>
その頃、尾曲がりネコは東南アジアに多くいたそうで、そこを拠点として貿易をしていたオランダ人がネズミよけのために尾曲がりネコを船に乗せて長崎出島にやってきていたようです。
そう!つまり、日本の尾曲がりネコのルーツは長崎にあり!
ということで、日本「長崎ねこ」学会というものが存在するそうです。
日本「長崎ねこ」学会HPへリンク
“尾曲がり猫”には数々の呼び名(“かぎしっぽ”、“曲がりしっぽ”など)があるが、是非とも“長崎ねこ”という呼び方を普及させたい。
犬に“秋田犬”や“土佐犬”があるように、猫にも“長崎ねこ”。
学会の切なる悲願だそうです。 がんばれ~ (^o^)ノ~~

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元霊長類研究所所長で、現在は京都大学名誉教授・野澤謙先生の調査によると、長崎に棲息する猫のうち79%が尾曲がり猫で、他地域と比べると、文句なくダントツ1位の確率なんだそうです。
実は昔々の日本には真っ直ぐの尾のネコしかいなかったそうです。鳥獣戯画絵巻に描かれている猫の尻尾は、どれもまっすぐです。

<鳥獣戯画>(一部猫のところを抜粋)
ところが江戸時代後期の浮世絵(喜多川歌麿、安藤広重など)に、唐突に“尾曲がり猫”が出現します。

歌川国芳 <猫飼好五十三疋(にゃうかいこうごじゅうさんびき)>
その頃、尾曲がりネコは東南アジアに多くいたそうで、そこを拠点として貿易をしていたオランダ人がネズミよけのために尾曲がりネコを船に乗せて長崎出島にやってきていたようです。
そう!つまり、日本の尾曲がりネコのルーツは長崎にあり!
ということで、日本「長崎ねこ」学会というものが存在するそうです。
日本「長崎ねこ」学会HPへリンク
“尾曲がり猫”には数々の呼び名(“かぎしっぽ”、“曲がりしっぽ”など)があるが、是非とも“長崎ねこ”という呼び方を普及させたい。
犬に“秋田犬”や“土佐犬”があるように、猫にも“長崎ねこ”。
学会の切なる悲願だそうです。 がんばれ~ (^o^)ノ~~


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