あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    二度あることは・・・
    2014年07月28日 (月) | 編集 |
    昨日、越前岳に登り、午後にはまたユータローと卓球をして温泉入って、その後マッサージなぞもしてもらって、至福の日曜の夜を迎えている所に電話が。。。
    緊急のワンちゃんですが、お話しを伺うとどうやらまた胃捻転のようです。
    どういう訳か胃捻転は夜に発生することが多いです。

    今回のワンちゃんはピレニアン・マウンテン・ドッグ。w(°◇°)w
    大型犬の中の大型犬と呼ばれるワンちゃんです。
    「一人で出来るかなぁ・・・」と不安に駆られましたが、やるっきゃない。
    来院した時に体重を測ってみたら39kgでした。
    よーし!これなら一人で出来るもん!

    苦しがっている大型犬を横にしてレントゲンを撮るのはなかなか苦労します。

    胃捻転3

    間違いなく胃捻転です。
    今回はガスの貯留が多く、先日のワンちゃんより厄介そうです。

    まず麻酔をかけて、胃カテーテルを入れてガスを抜こうとしましたが、噴門部(食道と胃の境目)の拘縮が強く管が通りませんでした。
    胃カテを諦めて急いで手術台に固定して開腹します。
    腹壁のすぐ下にパンパンになった胃が見えました。
    その胃を元に戻すように回転させようとしましたが、どうにも動きません。
    パンパンに張った胃をどうにかしなきゃ。
    胃壁に穴を開けると食事制限が必要だったりダメージがあるのでできるだけやりたくないのですが、急遽方針変更。
    メスを胃に刺してガスを抜きました。
    シューという音と共に、臭~いガスが放出されました。
    充分ガスが抜けたところで穴を縫合します。
    これで胃は縮まり断然作業がし易くなりました。

    胃の位置を整復して、胃壁の一部を腹壁に固定して、閉腹して終了。
    午前0時30分。

    飼い主さんに「胃捻転」についての知識があったので迅速な処置が出来ました。
    昨晩苦しんでいたピレニアンさんは、今日はとても落ち着いた様子です。
    これなら大丈夫でしょう、良かった。

    大型犬を手術する時は、小型犬や猫ちゃんと比べて出血が多いのが難点です。
    一人で緊急手術をしている場合、少々の出血はそのままにしてもまずは目的を達成しなければなりません。
    胃の整復をして緊急事態を脱した後に見ると、術野にはいっぱい血溜まりが出来ていました。(;´д`)

    真っ白なピレニアンさんの美しい毛を、血で赤く染めてしまったことが無念でなりません。
    o(;>ω<)o

    いんちょ てなことで、今日は一日ぐったりでした。
            3度目が無い事を祈ります。( ̄人 ̄)
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    コメント
    この記事へのコメント
    お疲れ様です
    もう少ししたら、お嬢様が、前立ちして下さいますよ。
    毛刈りはしないのですか?でも術野だけなのかぁ
    元気になっって洗ったら取れますよね?
    早く元気になーれ!
    2014/07/29(Tue) 02:00 | URL  | ミラベル #gkKp4QpU[ 編集]
    >ミラベルさん
    若い頃は連日夜友人と手術をして、そのあとビリヤードで未明まで遊んだりして。
    やっぱりこの歳になると段々夜の手術は辛くなってきました。

    毛刈りは術野だけで、今回は出血した血が脇腹から背中まで垂れてしまいました。
    一人で時間勝負の手術だと、出血の管理が悪くなってしまいます。

    もちろん洗えば取れます。^^)v
    2014/07/29(Tue) 11:48 | URL  | いんちょ #-[ 編集]
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