
4月17日の静岡新聞朝刊に「犬の殺処分抑制へ一役 迷子札ホルダー普及」という記事が載っていました。

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保護犬の殺処分を減らすのを目的に、首輪に簡単に装着できる透明の迷子札ホルダーを、登録や狂犬病予防注射の際に無料配布しています、という記事です。
静岡県では保健所が保護した犬1019匹(2011年度)のうち飼い主や引き取り手が見つからずに殺処分になったのは517匹でした。
迷子札を付けていたらそれが減らせるだろうという目算です。
狂犬病予防注射の済票を付けていれば、市役所に問い合わせることで飼い主さんが見つかりますから。
私はこの算用はいささか甘いような気がします。
まず、済票が大きくて邪魔。そしてオシャレじゃない。>_<)
以前よりかなり小さくはなりましたが、それでもまだ小型犬の首輪に付けるには大きいです。
もっと小さく可愛く、そして首輪に装着しやすくすべきでしょう。
それから迷子を心配している人は既に何らかの対策を取っています。
たとえば現在している首輪に直接「住所・電話番号・名前」等を書いている子もいますし、マイクロチップを装着しているワンちゃんもいます。
元々捨てるつもりなら迷子札をしませんし、放し飼いする人が名札を付けるでしょうか?ホルダーを配布しても付けない人は付けないでしょう。
富士市でも数年前に集合注射会場で迷子札の啓発をしましたが、あまり効果はありませんでした。
迷子札を配布している函南町や三島、沼津市での結果やいかに。
ところで、新聞の本文中にもありますが「犬の帰巣本能を過信して、ペットとはぐれても探そうとしない飼い主も多い」のが問題です。
恥ずかしながら私の両親も、繋いでいた鎖が切れて犬が居なくなってしまった時に
「そのうち帰って来るら~」
と静岡弁で放置していました。´^-^`)ヽ
私がすぐに保健所に連絡したところ、
「該当するワンちゃんを預かっています」
とのことでした。 ̄△ ̄;)
放し飼いが横行していた昔と違って、最近では放れているワンちゃんはすぐに発見者によって保護されて保健所に連れて行かれます。交通事故も怖いですし。
ですからいくら待っていても帰って来ません。
迷子札を付けていないワンちゃんが行方不明になったら、すぐに保健所や警察に連絡をしましょう。


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