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    鷹の眼
    2013年01月27日 (日) | 編集 |
    私が大学でテニスを始めた頃、タイブレークシステムが導入され始めた時でした。
    タイブレークシステムは、テニスのルール改革の中では画期的なものでした。
    それまではゲームカウントが6対6になった場合には、どちらかが2ゲーム差をつけるまで延々試合が続いたのでした。
    四大大会では全米以外はファイナルセットはタイブレークが採用されないため、70対68というとんでもない試合がありました。
    合理的に試合に決着を付ける、素晴らしい方法だと思います。

    2006年、テニスにまたまた画期的なシステムが導入されました。
    チャレンジシステムがそれです。

    テニスは他の競技と比べて非常に審判の人数が多いスポーツです。2人が対戦するのに9人の審判が付きます。線審は自分に与えられたラインのイン・アウトを判断するだけなのですが、何しろ時速200kmものスピードで通り過ぎるボールですから、時には見誤ることもあり得ます。
    それまでは誤審に対しては主審のジャッジが絶対で、それに納得できない選手との間で言い争いがあったりしました。

    このチャレンジシステムでは、1セットに3回ビデオ判定の要求(チャレンジ)ができます。するとテレビでも場内のスクリーンにもCG画像が映し出されて、疑わしい判定の再生が行われます。

    Hawk-Eye-in-tennis.jpg

    チャレンジが成功する(言った通りだった)と、チャレンジ権は減らないのですが、失敗する(判定通り)とチャレンジ権は1つ失われます。

    選手のクレームに応えることが出来るようになったことも画期的ですが、そのエンターテイメント性も見過ごせません。
    選手がチャレンジをコールすると会場から手拍子が始まり、みんなでスクリーンを凝視します。
    それを見つめる選手の顔もテレビに映り、落胆や安堵の表情も見られます。

    テニスの醍醐味まで変えてしまいそうな変革でした。


    しかし、このCGはどういうテクノロジーで描き出されているのでしょう?
    そしてその正確性は一体どれくらいあるのでしょう?

    コートの周囲に10台のカメラを設置し、結果は2-3秒以内に画面に表示される。コート上でボールが接地した位置とラインの関係を判定したり、プレーヤーが打球をした時のボールの位置、あるいはサーブの時などのボールの軌道やコートに接地した位置を記録し、それらの統計を表示するといった利用がなされる。
    <Wikipedia>より

    これを可能にしたのがホークアイ社が開発した「ホークアイ」というシステムです。その計算には、脳手術やミサイル追跡に使用されるような技術が使われているそうです。
    その平均測定誤差は3.6mmだとか!
    それでは人の審判はいらないんじゃないか?とも思えます。
    しかし、やはり機械が全てジャッジするようになると何か味気なく感じてしまいます。そう考えると今のシステムは理想的だなと思っています。

    さて、2011年3月には、ソニーがホークアイ社を買収しました。ソニーといえば一大エンターテイメント会社です。ホークアイシステムをスポーツの判定だけでなく新しい形のエンターテインメントの提供も目指しているとのことで、今後あっと驚くような映像が見れるではと非常に楽しみですね。

    いんちょ

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    コメント
    この記事へのコメント
    チャレンジは面白いですよね。心理的な揺さぶりの効果もありそうだし。……相撲の"物言い"とは全然別物モノ。
    2013/01/27(Sun) 18:52 | URL  | ELO-3 #-[ 編集]
    >ELOさん
    チャレンジシステムを導入したことで、更なる面白味が増えたように感じます。
    殆どの人が納得するジャッジが得られます。

    でもやっぱり反対する人もいるんですよ。
    トッププレーヤーのフェデラーも反対組です。
    なぜかな~?

    これから多くのスポーツがビデオ判定システムを使うようになるでしょうね。
    審判(人)の威厳が低下するようなことを言う人もいますが、
    その前だってそれほど審判に威厳があるように思えませんでしたけど。。。

    > チャレンジは面白いですよね。心理的な揺さぶりの効果もありそうだし。……相撲の"物言い"とは全然別物モノ。
    2013/01/27(Sun) 22:36 | URL  | いんちょ #-[ 編集]
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