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    あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    久しぶりの会合
    2020年06月15日 (月) | 編集 |
    昨日は静岡市某所で静岡県獣医師会定期総会が行われました。
    今年3月以降は新型コロナの影響で、会合、勉強会、飲み会等大勢が集まるイベントは全部中止になっていましたので、昨日は本当に久しぶりの会議でした。
    その会議で不詳私、県獣医師会の監事に任命されました。(^^;)
    何とも頼りない感じの監事ですが、順番のようなもんですから仕方がありません。
    微力ながら一生懸命務めさせていただきます。

    総会の後、東京農工大学国際家畜感染症防疫研究教育センター長の水谷哲也教授をお招きし、「今、注目される動物由来感染症とその対策について ~新型コロナウィルス感染症とSFTSについて~」という講演をしていただきました。

    水谷哲也先生

    この講演依頼をしたのは今年の1月だそうで、まだ新型コロナがこんなにパンデミックになる前のことでした。
    県獣医師会事務局の先見の明でしょうか。
    そういえば数年前に大村智先生の講演をしていただいた時も、講演依頼は大村先生がノーベル賞を受賞すると発表される前でした。
    ノーベル賞受賞後は講演依頼が多すぎて、健康上の理由からか全てお断りされてたそうですから、ご講演を拝聴できたのはとても貴重な時間でした。

    昨日の水谷先生のお話も大変面白かったのですが、私が特に興味を抱いたお話は、
    「飼い主から猫に新型コロナが感染する可能性はあります。
    しかし、猫がウィルス陽性である期間は人より短く1週間で検出できなくなります。
    飼い主が無症状だったり発症したりして、その後ウィルスが陰性になる頃には猫は既に陰性になっています。」

    というものです。
    つまり、
    「新型コロナに罹った飼い主さんが陰性になって猫さんを病院に連れてくるころには猫さんのコロナは陰性になっているので、安心して診察してください」
    とのことです。
    専門の先生に太鼓判を押していただけるととても安心できます。

    久しぶりの会議、講演でかなり疲れました。
    家にたどり着いた時にはぐったり床に倒れこみました。

    いんちょ

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