
東京から自宅のある大分まで約1100キロを徒歩で帰宅中だったスーパーボランティアの尾畠春夫さん(79)が23日に浜松市内で断念し、大分の自宅に帰宅していたことを26日、フジテレビ系「プライムニュース イブニング」が報じた。
ここ数日、尾畠さんの目撃情報が途絶え、インターネット上で「行方不明説」も出ていた。同ニュースは大分の自宅で尾畠さんを直撃。尾畠さんは「歩道にも車道にも車を止める人がいて、人も歩けない自転車も通れない状態となり“これは異常事態”だなと」とし、「私は来てくれた人が悪いとか、なんだかんだじゃないんです。総合的に見て“交通事故になるな”と思ったから。人の命にはかえられないから。幼い子ども、高齢者の命にしても。もう、今回はこれで打ち切ろうと思いやめました」と断念した理由を明かした。
<後略>

◇ ◇ ◇
「どうして?」というより「やっぱり」でした。

私自身も

狭い道にもかかわらず尾畠さんの周りには人だかり。
これから1000㎞先を目指している人に何枚もの色紙にサインをせがむ。
荷物一杯のリヤカーを引いているのを知っているのに差し入れをする。
下り坂で尾畠さんのお手伝いをしようと少し待っていましたが、かえって余計なお世話になりそうだったので諦めて一人で先に進むと、かなり細い急坂に路肩駐車の列が並んでいました。
これって応援なの?
邪魔してない?
ただの独りよがりな自己満足じゃないの?
連日テレビでは「今日の尾畠さん」みたいに居場所を教えてるし。
一人一人は短い時間でも大勢になったら長くなります。
聞けば、一ヶ所に7時間も留まったことがあったり、1日に1kmしか進めない日もあったとか。
私も会いに行った身なので偉そうなことは言えませんが、少なくとも車では行かず、差し入れも控え、サインも貰わず、ただ「頑張ってください!」と声を掛け、握手と写真だけいただいてきました。
私も含め皆が、もう少し静かに応援してあげてたら、と思わずにはいられません。


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