
「3年飼っても3日で忘れる」と言われる猫の記憶力はどれほどなんでしょう?
猫に対する実験はなかなか難しい面があります。
ある行為をしたかしないかで判断する実験では、猫がしないのは「出来ないから」なのか「したくないから」なのか分からないからです。
そんな中で「食べ物」に対してはかなり正直に反応するようです。
ミシガン大学のDr. Maierとアメリカ自然史博物館のDr. Schneirlaが犬と猫の記憶力について実験しました。
実験方法は
①沢山の箱を並べて、上のランプが点灯した箱の中に食べ物があることを覚えさせる。
②トレーニングが完了したらランプを短時間だけ点ける。
③その後箱に近づけないようにして、どれくらい経っても思い出せるかをテスト。
その結果、犬は5分もすると忘れてしまいましたが、猫は16時間以上も覚えていたそうです。
この記憶力は猿やオランウータン並みだとか。

一方、同じようなことをオモチャでやってみると、10秒しかもたなかったという実験結果もあるようです。
興味の深さによるんですね。
さて、猫はどのくらいの期間飼い主を覚えているのでしょうか。
それについての研究はまだほとんど無いようです。
経験的には、数日から数か月というところでしょうか。
知らない人が来るとビビッて隠れてしまうグレースですが、娘が3~4か月ぶりに帰省しても逃げません。
しかし、飼い主さんの都合で数ヶ月病院に預けられていた猫が、ようやく飼い主さんが迎えに来た時に、猛烈に帰るのを嫌がったという例もあるので、一概には言えないようです。
ただこれも猫にもよるし、どういう環境だったのかにもよるような気がします。

「ボクは怒られても3秒で忘れるよ。えへっ」
一方、不快な記憶はかなり永く続きます。
痛い、怖い、驚くというようなネガティブな刺激はいつまでも覚えています。
ひどい目に遭わされた人には決して懐かないとか、怖い思いをした場所には近づかないなどはよく見られます。
しかし、これも何かをきっかけに変わることがあります。
私のことを凄く嫌っていたシャーシャーいってた猫ちゃんが、同居の老猫さんが亡くなった途端にとてもフレンドリーになったことがあります。
その他には私が何かをしたということはありません。
これは単に性格の変化かもしれませんが、私を嫌っていた記憶はどこに行ってしまったのでしょう?
かように猫の記憶に対する検証・実験は、猫の性質(気まま、わがまま)のために非常に困難です。
ただ、生きるために必要な条件、例えば、危険な場所とか、嫌な目にあわされた敵対関係などは、いつまでも覚えているようですね。

「一生呪ってやる・・・」
私見では、犬は加点方式、猫は減点方式だと思っています。
ですから犬のしつけは褒めて褒めて良いことを伸ばしていく。
猫のしつけは脅して驚かせて悪いことをさせないようにする。
でも猫は賢いですから、脅したり驚かしてるのが人だと分かると「次は人に見つからないようにやろう」とします。
この辺が「猫はズル賢くて執念深い」といわれる原因でしょうね。

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猫に対する実験はなかなか難しい面があります。
ある行為をしたかしないかで判断する実験では、猫がしないのは「出来ないから」なのか「したくないから」なのか分からないからです。
そんな中で「食べ物」に対してはかなり正直に反応するようです。
ミシガン大学のDr. Maierとアメリカ自然史博物館のDr. Schneirlaが犬と猫の記憶力について実験しました。
実験方法は
①沢山の箱を並べて、上のランプが点灯した箱の中に食べ物があることを覚えさせる。
②トレーニングが完了したらランプを短時間だけ点ける。
③その後箱に近づけないようにして、どれくらい経っても思い出せるかをテスト。
その結果、犬は5分もすると忘れてしまいましたが、猫は16時間以上も覚えていたそうです。
この記憶力は猿やオランウータン並みだとか。

一方、同じようなことをオモチャでやってみると、10秒しかもたなかったという実験結果もあるようです。
興味の深さによるんですね。
さて、猫はどのくらいの期間飼い主を覚えているのでしょうか。
それについての研究はまだほとんど無いようです。
経験的には、数日から数か月というところでしょうか。
知らない人が来るとビビッて隠れてしまうグレースですが、娘が3~4か月ぶりに帰省しても逃げません。
しかし、飼い主さんの都合で数ヶ月病院に預けられていた猫が、ようやく飼い主さんが迎えに来た時に、猛烈に帰るのを嫌がったという例もあるので、一概には言えないようです。
ただこれも猫にもよるし、どういう環境だったのかにもよるような気がします。

一方、不快な記憶はかなり永く続きます。
痛い、怖い、驚くというようなネガティブな刺激はいつまでも覚えています。
ひどい目に遭わされた人には決して懐かないとか、怖い思いをした場所には近づかないなどはよく見られます。
しかし、これも何かをきっかけに変わることがあります。
私のことを凄く嫌っていたシャーシャーいってた猫ちゃんが、同居の老猫さんが亡くなった途端にとてもフレンドリーになったことがあります。
その他には私が何かをしたということはありません。
これは単に性格の変化かもしれませんが、私を嫌っていた記憶はどこに行ってしまったのでしょう?
かように猫の記憶に対する検証・実験は、猫の性質(気まま、わがまま)のために非常に困難です。
ただ、生きるために必要な条件、例えば、危険な場所とか、嫌な目にあわされた敵対関係などは、いつまでも覚えているようですね。

私見では、犬は加点方式、猫は減点方式だと思っています。
ですから犬のしつけは褒めて褒めて良いことを伸ばしていく。
猫のしつけは脅して驚かせて悪いことをさせないようにする。
でも猫は賢いですから、脅したり驚かしてるのが人だと分かると「次は人に見つからないようにやろう」とします。
この辺が「猫はズル賢くて執念深い」といわれる原因でしょうね。


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