

(雲の上に頭を出している右の山が毛無山)
前日までのシミュレーションでは赤岳山頂に正午に着く予定でしたが、出発が早まったのもあり、11:30には山頂に立っていました。
また赤岳山頂で30分くらい休憩をするつもりでしたが、思いの外狭い山頂だったのと、物凄い強風のため、10分滞在しただけでさっさと下山を始めました。

下りは急な鎖場
スリル満点!

かなり下ってから振り返ると、そこには岩の壁が・・・

さっきすれ違った人が、蟻さんのように岩壁を登っている

12:05 文三郎尾根分岐に到着
このまま文三郎尾根を下って行者小屋に行くルートもありますが、時間も体力も若干の余裕があり、折角なので中岳~阿弥陀岳まで行く事にしました。

文三郎尾根分岐から見た中岳(手前緑の円錐形)と阿弥陀岳(奥の岩山)

中岳の麓から見ると綺麗なピラミッド状に聳え立っている
岩場の結構な登り坂

12:21 15分で中岳登頂
下りも足場を探しながら慎重に降りて行きました。
そして中岳のコルに到着。

阿弥陀岳の登りは今日一番の険しさ

ここは鎖があるだけマシ >_<

12:50 阿弥陀岳登頂

この山頂は案外広かった
昼を過ぎて時々雲が湧いて出てきます。
真っ白にガスった中で、石に腰かけて持って来たおにぎりを食べました。
その間景色は全然見えず、諦めて下山しようかと思ったらサーーっと雲が引いたり・・・。 ; ̄Д ̄)

雲が引いた瞬間に見えた茅野方面
ゆっくりするということを知らない私は、5分ほどの滞在でさっき登って来た急坂を中岳のコルに向かって戻り始めました。

中岳のコルから行者小屋へ向かう道(中岳道)はいきなり崩落・・・
大丈夫か?

しかしその後はとても快適な道

倒木も良いアクセント

中岳道と文三郎道の合流点

13:43 行者小屋に到着~

行者小屋と横岳

行者小屋から見上げる赤岳
中岳山頂から我慢していたトイレをお借りして、そそくさと下山しました。

行者小屋のすぐ下にヘリポートが
お世話にならないように気を付けようっと

黄葉

林道の赤と黄

白樺と苔

水面に浮かぶ丸い葉

淡い紅葉も乙だね

15:00 北沢と南沢の分岐点に戻った

緑と赤のグラデーション

脚はビンビンに疲れているけど景色が癒してくれる

この穴はなんだ? ラピュタみたい

15:35 八ヶ岳山荘到着~
コーヒーいただきます *^。^*
総距離約21.5km、コースタイム約13時間を9時間25分で踏破しました。
これだけ濃密な1日を過ごして夕方6時半には家でお風呂に入っていたなんて信じられないでしょ。 ^^*)v
<エピソード1>
秋の八ヶ岳は寒かったです!
しかし、厚着をすると汗っかきの私は汗冷えをしてしまうので上着を着ないで過ごしました。
ハタから見るととても薄着、でも動いていると丁度いい感じでした。
そのせいか汗をあまりかかず喉が乾かないので、3.5ℓ用意して行った飲み物は2.5ℓ残りました。
ケチい私はその2.5ℓをしっかり持ち帰りました。
<エピソード2>
持っていった登山地図をウェストポーチのポケットに入れていたら、いつの間にか落としてしまいました。
途中から地図無し山行になりましたが、前日に入念にシミュレーションして殆んど頭に入っていたので何も問題ありませんでした。
やはり事前のイメトレは大事です。
<エピソード3>
八ヶ岳はなかなか難易度が高く、足場の悪い細い尾根や岩壁の鎖場があってスリル満点でした。
そんな情報を知った時には「大丈夫かなぁ、怖いなぁ」と思いましたが、実際行ってみるとメチャメチャ楽しんでいる私がいました。
浮石があるガレ場の緩斜面より全然面白い!
またまた槍ヶ岳や剣岳に行きたくなりました。


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