
健康診断にみえたワンコさんの眼を診たら、瞳孔の様子が少し変です。

これは「虹彩萎縮」という状態です。
”虹彩”はカメラの絞りに相当する器官で、眼に入る光の量を調節しています。
通常は真ん中に光が通過する瞳孔があって、その穴の大きさを瞳孔括約筋が調節しています。
炎症や加齢によって瞳孔括約筋が薄く萎縮すると、やがて虹彩に穴が開いてしまいます。
さてこちらのワンコさんの虹彩ですが、

パッと見た時は、上の赤い丸の方が瞳孔で、下の緑の丸の方が虹彩の穴だと思いましたが、よく見てみると

穴の縁が上はデコボコで下が平滑ですから、本来の瞳孔は下の方だと思われます。
因みに、虹彩萎縮は視力には影響しません。
ただし光量の調節がし難くなりますから明るい場所だと眩しがります。
炎症による虹彩萎縮は消炎剤の点眼で進行を遅くしたり出来ますが、加齢による虹彩萎縮は予防することも止めることも治療することも出来ません。
こういう状態であるということを受け入れていただくしかないですね~。

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これは「虹彩萎縮」という状態です。
”虹彩”はカメラの絞りに相当する器官で、眼に入る光の量を調節しています。
通常は真ん中に光が通過する瞳孔があって、その穴の大きさを瞳孔括約筋が調節しています。
炎症や加齢によって瞳孔括約筋が薄く萎縮すると、やがて虹彩に穴が開いてしまいます。
さてこちらのワンコさんの虹彩ですが、

パッと見た時は、上の赤い丸の方が瞳孔で、下の緑の丸の方が虹彩の穴だと思いましたが、よく見てみると

穴の縁が上はデコボコで下が平滑ですから、本来の瞳孔は下の方だと思われます。
因みに、虹彩萎縮は視力には影響しません。
ただし光量の調節がし難くなりますから明るい場所だと眩しがります。
炎症による虹彩萎縮は消炎剤の点眼で進行を遅くしたり出来ますが、加齢による虹彩萎縮は予防することも止めることも治療することも出来ません。
こういう状態であるということを受け入れていただくしかないですね~。


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