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    あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    お内裏様とお雛様
    2015年03月05日 (木) | 編集 |
    お雛様には京雛と関東雛があります。
    その違いの一つにお内裏様とお雛様の左右の位置の違いがあって、お内裏様が、京雛は向かって右、関東雛は向かって左になります。
    どして?

    日本古来から、左は右より格が高いとされています。
    京都御所の紫宸殿は、南向きに建てられています。
    太陽は、東から昇りますから、この太陽の光を最初に受ける側、すなわち、向かって右側を日本では上座としてきました。
    よって京雛は古来の慣わしに従って、お内裏様が向かって右側にお座りになるとのことです。

    京雛
    京雛の並び

    では関東雛はなぜ逆になったの??

    明治時代、西洋の流れを受けて国際儀礼である「右が上位」の考え方が取り入れられるようになりました。
    大正天皇が即位の礼で、洋装の天皇陛下が西洋のスタイルで皇后陛下の右に立たれた事からこの風習が広まったとされています。
    以来関東を中心にこのご即位時のスタイルが定番となっていきました。
    全国的にも今はこのスタイルが主流となっています。
    今日では、生活の中でも西洋式の男女の位置が一般化しているので日本人形協会では、協会加盟店統一の標準飾り方としたそうです。

    関東雛
    関東雛の並び

    ということで、お内裏様とお雛様の並び方はどっちでもOKのようです。
    伝統を重んじるか、西洋との調和を取るか。

    それはあなた次第です。

    いんちょ ウチはただ雛の方が格上なだけでして・・・・・・ ̄* ̄;)モゴモゴ

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