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    あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    広河原へ無事帰還
    2014年08月07日 (木) | 編集 |
    北岳山頂で食べようと思って買ってきたお弁当(助六寿司)は、全く口が受け付けませんでした。
    辛うじて自分で作った浅漬けのキュウリを1本食べたのみ。
    登り始めてからここまでおにぎり半分とバナナ1本、ゼリー1本、浅漬けキュウリ1本しか食べていませんが、お腹が空かないのと乾いた物を口に入れたくないのとで、ほとんど飲み物しか口にしていません。

    頂上では景色も見えないし、寒いし、天気も悪くなりそうでしたから、10分位休んで11時45分から下山を開始しました。

    北岳MAP(拡大)

    霧で迷いそうになりながら岩場の下り道を25分ほどで肩の小屋が見えてきました。

    肩の小屋 (1)

    肩の小屋 (2)

    屋根の修理をしていて、トンカチの音が響き渡っていました。

    この辺で、毛無山下山の時と同じように左大腿がピリピリと攣りはじめました。
    用意してきた湿布を腿に貼って、芍薬甘草湯を1服。
    5分程ストレッチをしたりして休んでからまた出発です。

    紫の岩

    写真では分かりにくいかもしれませんが、この辺の所々に紫色の岩がありました。
    なだらかな砂利道を下って行くと、ちょっとした広場がありました。

    小太郎山分岐点

    ここは小太郎山へ向かう道との分岐点です。
    多くの人が休憩していました。
    小太郎山にも行ってみたいところですが、何しろ天気が悪くていつ雨が降って来るかも分かりませんから先を急ぎます。

    小太郎山分岐から二俣分岐

    この辺から段々緑が増えて来て、低木から高木に変わってきます。

    IMG_1552.jpg

    しばらく行くと二俣方面と御池小屋方面の分岐点に到達しました。

    二俣方面へ

    事前の予定では大樺沢から八本歯のコルルートで登って、肩の小屋から御池小屋ルートで下るつもりでしたが、登りで道を間違えて林間を通って来ましたから、帰りは大樺沢を下ることにしました。
    なのでここは二俣方面へ。

    肩の小屋から二俣 (1)

          肩の小屋から二俣 (2)

          肩の小屋から二俣 (3)

    下ってきた道ですが、振り返って見たらなかなか良い景色でした。
    今度来る時はここを登ろうかな~。♡

    結構急でジグザグの山道が延々続きます。
    下りが得意の私も段々辛くなってきます。
    二俣はまだかな~と思う頃に

    雪渓が見えてきた

    雪渓が見えてきました!
    間もなく二俣に到着しましたが、休憩する人で一杯です。

    結局二俣はノンストップで雪渓沿い大樺沢に向かいました。

    雪渓の下端で
    雪渓の下端からセルフィー

    岩の模様
    綺麗な模様の岩

    沢沿いの下りは、やはり毛無山の沢下りにとてもよく似ていました。
    所々沢を渡る所があったり、せせらぎの中を歩いたりします。

    金属製橋

    木製橋 (1)

    木製橋 (2)

    橋もいくつか渡ります。
    金属製の橋は手摺が付いていて安心して渡れますが、木製の方は幅が狭いし手摺も無いし滑りやすいしで慎重に渡らなければなりませんね。

    2時間以上ノンストップで下ってきて、左右の足の親指にマメが出来てしまい、流石に膝も悲鳴を上げ始めました。

    休憩したところ

    ここでしばし休憩~。

    緑のトンネル
    サラサラ流れる水の音
    鳥のさえずり
    風のそよぎ
    顔にまとわりつく虫
    滴る汗
    膝のきしみ
    マメの痛み・・・・

    様々なことが渾然一体となって健康であることの喜びをひしひしと感じます。
    ここまで私を連れて来てくれた自分の足に感謝したいです。

    広河原直前の大樺沢

    大樺沢の下流です。
    山頂には当然流れる水はありません。
    そこから一歩一歩下って行くにつれて、小さな滴が集まって水の流れとなり、水の流れが集まって小川となり、小川が集まって沢となっていきます。
    その川の流れを辿って来ると、この沢の水もいつもと違って見えます。

    さあ、もうすぐ広河原です。

    帰って来たどー
    帰って来たどーー!!

    午後3時ジャスト。
    歩きはじめて8時間40分。
    無事生還しました!

    帽子バッグ靴
    一緒に行った帽子、リュック、登山靴、ストック

    芦安の下見は全く役に立たず、登山道を間違え沢登りは出来ず、楽しみにしていた絶景を拝むことも出来ず。
    いつかまたリターンマッチしたいと思います。

    いんちょ

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    テーマ:山登り
    ジャンル:趣味・実用