
奈良田の駐車場の車中で寝るのを諦め、登山準備を始めたところ、すぐ近くに大き目のワンボックスが2台停まっていました。
前に回ってウィンドウを見ると[貸し切り]の表示があります。
なぁんだ、乗り合いタクシーじゃないのか、と思いつつも運転手さんに聞いてみました。
「これって、貸し切りですか?」
「いや~そうじゃないんだけどね・・・・・・」
どうやら芦安から広河原までの道が通行止めになってしまったために仕事が無くなった芦安の乗り合いタクシーさんが、こっそりと奈良田に回ってきたらしいです。
それぞれに縄張りがあるため正面切って「乗り合いタクシー」と名乗ることができないために、町営駐車場の片隅でひっそりと貸し切りを名乗って乗客を募っているそうで。
「まだ乗れますか?」
「大丈夫ですよ」
私が車を停めた所からバス乗り場まで2~300mありましたから、超ラッキーでした。

運転手を除いて9人で定員です。
バスよりクッションが効いていて、更に速くて快適でした。
バスの始発は5時30分ですが、乗り合いタクシーは定員乗せたら出発します。
5時ちょっと過ぎには満員になったので走り始めました。
やったー! これなら芦安の始発バスより早く広河原に着くぞー!
と大喜びしていたら、

「このゲートが5時30分にならないと開かないんですよ~」
とのこと。(´・ω・`)ガッカリ
きっちり5時30分にゲートが開き、南アルプス街道を乗り合いタクシーは進みます。
広河原にはなんと6時10分には着いてしまいました。
バスより早い!

乗り合いタクシーを降りて、広河原インフォメーションセンターでトイレを済まし、愛妻の作ってくれた大き目の朝食用おにぎりを1個半食べて、6時20分いざ出発!

今日は北岳の山頂が見えるぞ~!
テンションが上がります。
数時間後にはあの頂に立つのだ。  ̄O ̄)/おー

青い吊り橋を渡るとすぐに

広河原山荘があります。
ここに泊まったり、河原にテントを張ったりして前泊してから登る人もいます。
さて、ここで「登山計画書」を書きます。

実は今まで書いたことがありませんが、流石に北岳は何があるか分かりませんから書かせていただきました。
さあ、ここから本格的に登山開始です。

予定では広河原山荘を出発して最初の分岐を左に行って大樺沢(おおかんばさわ)沿いを登るつもりです。

しばらくはこんな林道が続きます。
この辺は毛無山の登山道に似ています。
前日に雨が降ったようで、ところどころぬかるんでいました。
しばらく林間を登って行くと

二俣方面と御池小屋方面の分岐点が現れたので迷わず左(二俣)方面に進みます。
スタートからしばらくはTシャツと長袖の薄いシャツを着て歩いていましたが、段々暑くなってきて汗がダラダラ出てきました。
途中から袖をまくりましたが、それでも暑くてとうとうシャツを脱ぎました。
そんな暑さもあったのか、最初の2時間くらいは辛くて大変で息があがってしまいました。
背中のリュックには2リットル+1.5リットルの飲料が入っているし、肩に食い込むベルトも辛さを倍増させます。
さて、林間を進めど進めどいつになっても沢に出ません。

時折林道が崩れている所があったり、

危なっかしい橋があったり、

その崩れているところには木が無いので、向かい合う地蔵ヶ岳(たぶん・・・)がチラッと見えたりしました。
こんな景色が見られると、とても和みます。
そんな風にいつまでも沢に出ることも無く、フーフーヒーヒー登って行くと突然山小屋が現れました。

え゛!?
御池小屋って・・・・?

白根御池って・・・?
どこでルート間違えたんだろう?
ずっと一本道だったのに。 ; ̄Д ̄)
何としても雪渓には出たい!
御池小屋のお姉さんにこれからの道順を聞いて、今度は間違えないように。
取り敢えずベンチで一休みすることにしました。
出発から1時間56分。
地図の予定時間(3時間30分)より1時間半も早い!
オーバーペースだったのかなぁ。
持ってきたバナナと残してあったおにぎり半分を食べて、飲みきったウェストポーチの500mlペットボトルにリュックの飲料を移しました。

5分程の休憩の後歩きはじめると、さっきまでの辛さが嘘のように楽になりました。
休憩が良かったのか?
気付かずに低血糖になっていたのか?
背中の荷物からバナナとおにぎり半分と500mlの飲料が減ったのが効いたのか?
二俣に向かう道は、緑豊かななかなか気持ちいい道でした。

所々に黒いネットが張ってありました。
何かの研究かな?と思ったら

ニホンジカの高山植物への影響を調べているんですね。
そうこうしているうちに白い雪渓が近づき、ヒンヤリした空気が漂ってきました。

やった。
ようやく二俣到着。 ^▽^)v

出発から約2時間半でした。
沢沿いを来たら2時間以内で着いたのかなぁ~~~。
・・・・・・つづく

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前に回ってウィンドウを見ると[貸し切り]の表示があります。
なぁんだ、乗り合いタクシーじゃないのか、と思いつつも運転手さんに聞いてみました。
「これって、貸し切りですか?」
「いや~そうじゃないんだけどね・・・・・・」
どうやら芦安から広河原までの道が通行止めになってしまったために仕事が無くなった芦安の乗り合いタクシーさんが、こっそりと奈良田に回ってきたらしいです。
それぞれに縄張りがあるため正面切って「乗り合いタクシー」と名乗ることができないために、町営駐車場の片隅でひっそりと貸し切りを名乗って乗客を募っているそうで。
「まだ乗れますか?」
「大丈夫ですよ」
私が車を停めた所からバス乗り場まで2~300mありましたから、超ラッキーでした。

運転手を除いて9人で定員です。
バスよりクッションが効いていて、更に速くて快適でした。
バスの始発は5時30分ですが、乗り合いタクシーは定員乗せたら出発します。
5時ちょっと過ぎには満員になったので走り始めました。
やったー! これなら芦安の始発バスより早く広河原に着くぞー!
と大喜びしていたら、

「このゲートが5時30分にならないと開かないんですよ~」
とのこと。(´・ω・`)ガッカリ
きっちり5時30分にゲートが開き、南アルプス街道を乗り合いタクシーは進みます。
広河原にはなんと6時10分には着いてしまいました。
バスより早い!

乗り合いタクシーを降りて、広河原インフォメーションセンターでトイレを済まし、愛妻の作ってくれた大き目の朝食用おにぎりを1個半食べて、6時20分いざ出発!

今日は北岳の山頂が見えるぞ~!
テンションが上がります。
数時間後にはあの頂に立つのだ。  ̄O ̄)/おー

青い吊り橋を渡るとすぐに

広河原山荘があります。
ここに泊まったり、河原にテントを張ったりして前泊してから登る人もいます。
さて、ここで「登山計画書」を書きます。

実は今まで書いたことがありませんが、流石に北岳は何があるか分かりませんから書かせていただきました。
さあ、ここから本格的に登山開始です。

予定では広河原山荘を出発して最初の分岐を左に行って大樺沢(おおかんばさわ)沿いを登るつもりです。

しばらくはこんな林道が続きます。
この辺は毛無山の登山道に似ています。
前日に雨が降ったようで、ところどころぬかるんでいました。
しばらく林間を登って行くと

二俣方面と御池小屋方面の分岐点が現れたので迷わず左(二俣)方面に進みます。
スタートからしばらくはTシャツと長袖の薄いシャツを着て歩いていましたが、段々暑くなってきて汗がダラダラ出てきました。
途中から袖をまくりましたが、それでも暑くてとうとうシャツを脱ぎました。
そんな暑さもあったのか、最初の2時間くらいは辛くて大変で息があがってしまいました。
背中のリュックには2リットル+1.5リットルの飲料が入っているし、肩に食い込むベルトも辛さを倍増させます。
さて、林間を進めど進めどいつになっても沢に出ません。

時折林道が崩れている所があったり、

危なっかしい橋があったり、

その崩れているところには木が無いので、向かい合う地蔵ヶ岳(たぶん・・・)がチラッと見えたりしました。
こんな景色が見られると、とても和みます。
そんな風にいつまでも沢に出ることも無く、フーフーヒーヒー登って行くと突然山小屋が現れました。

御池小屋って・・・・?

どこでルート間違えたんだろう?
ずっと一本道だったのに。 ; ̄Д ̄)
何としても雪渓には出たい!
御池小屋のお姉さんにこれからの道順を聞いて、今度は間違えないように。
取り敢えずベンチで一休みすることにしました。
出発から1時間56分。
地図の予定時間(3時間30分)より1時間半も早い!
オーバーペースだったのかなぁ。
持ってきたバナナと残してあったおにぎり半分を食べて、飲みきったウェストポーチの500mlペットボトルにリュックの飲料を移しました。

5分程の休憩の後歩きはじめると、さっきまでの辛さが嘘のように楽になりました。
休憩が良かったのか?
気付かずに低血糖になっていたのか?
背中の荷物からバナナとおにぎり半分と500mlの飲料が減ったのが効いたのか?
二俣に向かう道は、緑豊かななかなか気持ちいい道でした。

所々に黒いネットが張ってありました。
何かの研究かな?と思ったら

ニホンジカの高山植物への影響を調べているんですね。
そうこうしているうちに白い雪渓が近づき、ヒンヤリした空気が漂ってきました。

やった。
ようやく二俣到着。 ^▽^)v

出発から約2時間半でした。
沢沿いを来たら2時間以内で着いたのかなぁ~~~。
・・・・・・つづく


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