
昨夜は長時間手術でヘトヘトになりましたが、今日は手術予定がありませんから少しは身体は休めるかな、と思っていました。
しかし、昨夜から急にゲーゲー吐き始めたというダックスさんが朝一番でやってきました。
お腹を触診すると激しく嫌がります。
何か異物を食べたかもしれないという飼い主さんの談なので、まずはレントゲンを撮ってみましょう。


あらら、何かコの字形の物がしっかり写っています。(;´д`)
「これは手術で取り出さないとダメですねぇ」
「お願いします」
ということで、今日も手術となりました。
しかし、このコの字形は何だろう?
縦から見ても横から見ても四角く見えるけど、多分これは円筒状の何かのキャップじゃないかなぁ。
「直径17mm×高さ18mm位のキャップみたいな物に心当たりは?」
と尋ねても
「いや~、全然思いつかない」
とのお返事。
一体これは何?
麻酔を掛けてお腹を開けて、お腹の中を探って異物が触知できる部分を引っ張り出すと

クリックすると大きくなります
手術場面が平気な人だけクリックしてね
円筒形は当たってた。
しかし、腸の太さと比べて異物が大き過ぎます。
これでは通過しないですね~。
しかも閉塞部分の腸の色が悪いです。ヤバイ。
さぁ~て、何が入ってるのかな?
腸を切開してみると

何だこれ?

◎印が付いてる。
どこかで見たことがあるな~、と悩んでいたら、
「ああ、突っ張り棒のゴム食べちゃったのね」
とスタッフの清さんが一目で答えちゃいました。
なるほど。  ̄。 ̄|||)
腸の傷んでいる部分を切除して、縫合しました。
あとは回復を待つのみ。
さて、この子は腹部触診の時にとてもお腹を痛がりましたから、膵炎の疑いもあります。
念のため膵炎検査(犬膵特異的リパーゼcPL)も実施しました。

〇の中の2つの青い点、右の方が濃い場合は膵炎の疑い濃厚
今回は左の方が濃いので正常です
cPLの院内検査が出来るようになったので、大変迅速な診断が可能になりました。
ちなみにこのダックスさん、これで2回目の腸閉塞です。
以前にもブログで書きましたが、今まで3回腸閉塞を起こした子はいません。
新記録を達成しないことをお祈りします。( ̄人 ̄)

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しかし、昨夜から急にゲーゲー吐き始めたというダックスさんが朝一番でやってきました。
お腹を触診すると激しく嫌がります。
何か異物を食べたかもしれないという飼い主さんの談なので、まずはレントゲンを撮ってみましょう。


あらら、何かコの字形の物がしっかり写っています。(;´д`)
「これは手術で取り出さないとダメですねぇ」
「お願いします」
ということで、今日も手術となりました。
しかし、このコの字形は何だろう?
縦から見ても横から見ても四角く見えるけど、多分これは円筒状の何かのキャップじゃないかなぁ。
「直径17mm×高さ18mm位のキャップみたいな物に心当たりは?」
と尋ねても
「いや~、全然思いつかない」
とのお返事。
一体これは何?
麻酔を掛けてお腹を開けて、お腹の中を探って異物が触知できる部分を引っ張り出すと

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円筒形は当たってた。
しかし、腸の太さと比べて異物が大き過ぎます。
これでは通過しないですね~。
しかも閉塞部分の腸の色が悪いです。ヤバイ。
さぁ~て、何が入ってるのかな?
腸を切開してみると

何だこれ?

◎印が付いてる。
どこかで見たことがあるな~、と悩んでいたら、
「ああ、突っ張り棒のゴム食べちゃったのね」
とスタッフの清さんが一目で答えちゃいました。
なるほど。  ̄。 ̄|||)
腸の傷んでいる部分を切除して、縫合しました。
あとは回復を待つのみ。
さて、この子は腹部触診の時にとてもお腹を痛がりましたから、膵炎の疑いもあります。
念のため膵炎検査(犬膵特異的リパーゼcPL)も実施しました。

〇の中の2つの青い点、右の方が濃い場合は膵炎の疑い濃厚
今回は左の方が濃いので正常です
cPLの院内検査が出来るようになったので、大変迅速な診断が可能になりました。
ちなみにこのダックスさん、これで2回目の腸閉塞です。
以前にもブログで書きましたが、今まで3回腸閉塞を起こした子はいません。
新記録を達成しないことをお祈りします。( ̄人 ̄)


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