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    今度は台湾で
    2013年07月20日 (土) | 編集 |
    台湾:狂犬病52年ぶり確認 イタチアナグマが感染

     台湾で52年ぶりに狂犬病の発生が確認された。台湾農業委員会が16日の専門家会議で、3匹の野生のイタチアナグマ(イタチ科)が感染していたことを確認した。台湾で最後に感染が確認されたのは、人間が1959年、動物は61年だった。台湾は、日本と並び、狂犬病が発生していない世界でも数少ない地域の一つだった。

     3匹は昨年5月から12月にかけ、中部の南投、雲林両県の山間部で見つかった。イタチアナグマから犬を通して人に感染する可能性があるため、衛生当局はペットの犬や猫に狂犬病の予防注射をするよう呼びかけている。

     台湾ではペットを飼う人が多く、台湾紙によると、飼い犬は少なくとも約124万頭、飼い猫は約30万匹。だが、飼い犬の8割は予防注射を受けていないという。衛生当局は、狂犬病ワクチンを緊急輸入するなど60万個分確保し、予防注射実施を促進させる意向だ。

     世界保健機関(WHO)によると、狂犬病は日本やオーストラリア、ハワイなど、ごく一部の国・地域を除いて広く発生しており、世界中で年間3万〜5万人が死亡している。日本で最後に感染が確認されたのは人間が54年、犬が56年だった。

    「毎日jp」より

    ◇         ◇          ◇

    6月14日の当ブログで、スペインで狂犬病が発生したニュースをご紹介しましたが、今度は日本の目と鼻の先、そして日本ととてもよく似た島国での発生です。

    今回死んだイタチアナグマが発見されたのは昨年の5月から12月までで、狂犬病ウィルスを検出し感染を最終確認したのが今月16日でした。
    確認までに時間が掛かり過ぎると、地元メディアから批判がでているようです。

    しかし野生動物の死骸を全部検査しているとは思えず、私は逆によく狂犬病を見つけたなぁと感心しています。
    日本でも野生動物が狂犬病ウィルスを持っていないという確証はあるのでしょうか。

    台湾は狂犬病清浄国でしたが、これで指定地域から外されます。
    動物検疫所ホームページ

    ところで、6月14日のブログに載せた狂犬病発生状況の地図は2011年4月現在のもので、その後2012年1月1日にアイルランド、スウェーデン、英国(グレート・ブリテン及び北アイルランドに限る。)、2012年1月20日にノルウェー(スヴァルバルト、ヤン・マイエン及び欧州外にある属領を除く)除外されました。

    台湾が削除

    清浄地域がどんどん狭くなっていきます。

    自衛のためにも狂犬病ワクチンはちゃんと打ちましょうね。

    いんちょ

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    テーマ:わんことの生活
    ジャンル:ペット