2013年03月12日 (火) | 編集 |
ワンちゃんニャンちゃんの尿路系結石にはいくつか種類があります。

↑こちらはワンちゃんの主な結石成分です。
ストルバイトとシュウ酸カルシウムの2つが八割を占めて、残りは尿酸結石がちょぼちょぼみたいなデータです。
でもこれは表の下に書いてある通りアメリカ・ミネソタ大学での分析情報です。

ストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)

シュウ酸カルシウム結石
実は、当ブログの
「X線100%透過性」の時にもご紹介したケイ酸結石は、富士市近辺の特産品のようで、ストルバイト、シュウ酸カルシウムに負けない勢いで出ています。

ケイ酸結石1

ケイ酸結石2
金平糖のような形のものが多いです。
これが膀胱や尿道にあるかと思うと痛そうで思わず縮み上がってしまいますね。
ニャンコのデータはこちらです。↓

私は、ニャンコではストルバイトかシュウ酸カルシウム結石以外の物は見たことがありません。
以前はニャンコの膀胱炎の原因は、結晶・結石と細菌感染がほとんどだと思われていましたが、最近の研究では実は特発性(原因不明)膀胱炎が過半数を占めるとの報告があります。
検査をしても、細菌や結晶などが見つからず、従って抗生剤や尿酸性化剤には反応しません。
原因不明なのですが、ストレスが大きく関与していることが推察されています。
ですから、治療はストレスの軽減が主となります。
とは言え、ニャンコのストレスを特定することはなかなか難しいですね~。
そんな時は精神安定剤や抗不安サプリメント(ジルケーンなど)を使ったりします。
その他の治療法としては、カルトロフェン・ベットという関節疾患治療剤の注射や、療法食の給与が行われます。
以前療法食は、ストルバイト予防用とシュウ酸Ca予防用と別々でしたが、最近は両結晶対応になって、更に特発性膀胱炎にも対応になってきました。
治療原理は尿を希釈すれば結晶ができにくくなるし、濃い尿がいつまでも膀胱に留まっていることがなくなります。自らの尿で膀胱を洗い流す感じですね。^^)
代表的な療法食にはヒルズのc/d、ロイヤルカナンのpHコントロール、などがあります。
そのpHコントロールに新製品が加わりました。
つづく・・・・

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↑こちらはワンちゃんの主な結石成分です。
ストルバイトとシュウ酸カルシウムの2つが八割を占めて、残りは尿酸結石がちょぼちょぼみたいなデータです。
でもこれは表の下に書いてある通りアメリカ・ミネソタ大学での分析情報です。


実は、当ブログの



金平糖のような形のものが多いです。
これが膀胱や尿道にあるかと思うと痛そうで思わず縮み上がってしまいますね。
ニャンコのデータはこちらです。↓

私は、ニャンコではストルバイトかシュウ酸カルシウム結石以外の物は見たことがありません。
以前はニャンコの膀胱炎の原因は、結晶・結石と細菌感染がほとんどだと思われていましたが、最近の研究では実は特発性(原因不明)膀胱炎が過半数を占めるとの報告があります。
検査をしても、細菌や結晶などが見つからず、従って抗生剤や尿酸性化剤には反応しません。
原因不明なのですが、ストレスが大きく関与していることが推察されています。
ですから、治療はストレスの軽減が主となります。
とは言え、ニャンコのストレスを特定することはなかなか難しいですね~。
そんな時は精神安定剤や抗不安サプリメント(ジルケーンなど)を使ったりします。
その他の治療法としては、カルトロフェン・ベットという関節疾患治療剤の注射や、療法食の給与が行われます。
以前療法食は、ストルバイト予防用とシュウ酸Ca予防用と別々でしたが、最近は両結晶対応になって、更に特発性膀胱炎にも対応になってきました。
治療原理は尿を希釈すれば結晶ができにくくなるし、濃い尿がいつまでも膀胱に留まっていることがなくなります。自らの尿で膀胱を洗い流す感じですね。^^)
代表的な療法食にはヒルズのc/d、ロイヤルカナンのpHコントロール、などがあります。
そのpHコントロールに新製品が加わりました。
つづく・・・・


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