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    あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    黒猫って不吉?
    2011年12月17日 (土) | 編集 |
    海外では「黒猫は不吉」というイメージが強いですが、どうしてなんでしょう?

    様々な理由が考えられています。

    まず、黒猫は魔女が連れているというイメージ。
    それからホラー作家の巨匠”エドガー・アラン・ポー”の恐怖小説黒猫/The Black Catのイメージも強いようです。
    死体に群がるカラスの色から、黒い猫を「カラス猫」と呼んだりするのも一因でしょう。
    暗闇にいると姿が見えず、目だけが光っていて、口を開けると歯だけが見えるというのも人々の恐怖を誘います。
    その為か黒猫は各国の悪魔の化身として描かれることも多いため「黒猫は不吉」という迷信が広がったのだろうとも推察されます。

    また黒猫が前を横切ると不吉なことが起きるとも言われていますが、次のような話が元と思われます。

    『まだ魔女狩りが行われていた1560年代のこと、イギリスで、ある父子が暗い夜道を歩いていると、目の前を小さな黒いものが横切りました。息子が石を投げつけるとその黒いものに当たり、驚いてある老女の小屋へと逃げ込んでいきました。そしてその家の窓には右顔面に怪我をした黒猫がいて、その父子を見つめていました。それを見て逃げ込んだものは黒猫と分かりました。
    この黒猫が逃げ込んだ先に住んでいた老女は周りからは魔女ではないかと疑われていたのですが、翌日、この老女が右顔面に傷を負い、腕に怪我をしていたことから、町の人々は老女(魔女)は町を徘徊する為に黒猫に化けている、と思いこんでしまいました。
    その後、この父と息子に災難が降りかかり、人々は魔女の化身の黒猫が横切るのを見たからだ、と信じたのでした。』

    黒猫が横切ると不吉と言われた由来には別の説もあるようです。
    『教会に仕えるシスターが目の前を横切った黒猫に挨拶を込めて十字を二回切った事を不吉と捉えた人から広まった』

    中でも昨日のブログの舞台イタリアでは黒猫迷信が極端で、1年間に推定6万匹の黒猫が殺されたという2007年11月19日の記事もありました。(;´Д`)

    どっちにしても、偶然や思い込み等が元ですね。宗教絡みもあります。


    逆に、『黒猫が前を横切ると不吉』迷信の発祥地イギリスの、一部の地域では幸運の象徴ともされています。
    イーペルでは3年毎の5月第2日曜日にKattenstoet(=猫のパレード。近年では2009年開催)が行なわれます。黒猫装束の人が多数参加し、教会の塔の窓から投げられた黒猫のぬいぐるみをつかむと幸運になるといわれているそうです。
    ドイツでは『黒猫の乗った樽のワインは美味しい』というモーゼル地方ツェル村に伝わる伝説があります。そこから『Zeller Schwarze Katz(ツェラー・シュヴァルツェ・カッツ)=黒猫』というワインも各社から多数造られています。
    日本では「夜でも目が見える」等の理由から、「福猫」として魔除け幸運商売繁盛の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持ちます。
    江戸時代には、黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋煩いにも効験があるとされたそうです。


    現在では非科学的な迷信を信じる人は以前よりグッと少なくなりましたが、そんなことで人や動物が日常的に殺されていたかと思うと、恐ろしいですね。

    いんちょ

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    テーマ:猫のいる生活
    ジャンル:ペット