2011年10月27日 (木) | 編集 |
犬・猫:生後何日で販売? 環境省に意見12万件
犬や猫は生後何週間で販売できるか--。こうした問題について環境省が公募した「パブリックコメント」の総数が12万1828件に上ったことが25日分かった。05年には、ブラックバスの一種を外来種に指定するかどうかで約11万件の意見が寄せられたが、それを上回る異例の多さという。
同省は来年の通常国会で動物愛護管理法の改正を目指しており、ペットがほえたりかんだりするのを防ぐため、生後一定期間に達しない犬や猫の販売を禁止する内容を盛り込む予定。しかし、販売禁止期間をめぐって意見が分かれている。
意見は▽ペット業界などが主張する「45日間」▽海外で主流の「56日(8週間)」▽それ以上(60日、70日など)▽自主規制に任せる▽明確な基準のない現行のまま--などを示し、自由記述で募集した。結果は「56日」が4万3295件と最多で、理由は「欧米で主流だから」「8週未満で親から引き離すのは虐待」などだった。「ワクチンや餌などの経費が増える」との理由で「45日」を支持する意見は3万1408件。「現行のまま」も1万2500件あった。【江口一】
【毎日新聞jp】より
◇ ◇ ◇
・深夜の生体展示規制および展示時間制限
・移動販売の規制強化
・対面販売・対面説明・現物確認の義務化
などの生体販売にかかる新たな規制導入や規制強化については賛成派が圧倒的多数を占めました。
しかし、意見が割れたのは子犬・子猫の販売禁止期間でした。
「8週齢未満の犬猫の販売を禁止」とする意見が4万3295件と最多でしたが、業界が自主基準として導入を検討している「45日未満の犬猫を規制対象とすべき」が3万1408件、「何らかの規制措置を講じるべき」が1万9099件、「現行基準のまま」が1万2500件など、意見が分かれました。
私個人としては2ヶ月(60日)は親元に置くべきだと思っています。脳の発達や性格形成に大事な時期を親と一緒に過ごさせてあげたいです。生後40日そこそこのワンちゃんがペットショップで売られているのを見ると「かわいそうに~」と思ってしまいます。
そういう子犬を欲しがる人がいるから売るわけで、消費者(という言葉が正しいのか?)もそういう状況に加担しているんですが。
「8週齢まで親元に置くと、人見知りする子犬になってしまう」
という販売業者側の反論があるようですが、その人は子犬を親にまかせっきりにしているんでしょうね。
やっぱり本音は
『そんなに長く置いといたら餌代はかかるし、可愛くなくなって売れなくなっちゃう』
だと思いますけどね。
掛かった経費分は当然販売価格に上乗せされます。その方が衝動買い(飼い)の防止にもなるのでは?
高く買ったものは大切にする傾向はありますから、虐待や飼いっ放しも減るんじゃないでしょうか?甘いか?
なるべく早く売りたいので↓こんなこともしてるようですし。
◇ ◇ ◇
ペット業者が「組織票」---環境省パブコメに数万票か
「関連団体と協力の上、一通でも多くの意見を環境省に提出することといたしております」
8月半ば、ペットショップ経営者らに、そんな「要請文」が送られてきた。同封されていたのは、「意見例」と「提出用紙」が30セット。送り主の欄には、中央ケネル事業協同組合連合会(CKC)とあった。ペットショップ経営者ら全国約千の動物取扱業者が加盟する、主要な業界団体の一つだ。要請文には、連合会全体で3万件以上の意見提出を目指すとして、組合員1人あたり「30件を努力目標として掲げています」とした「ノルマ」も設けられていた。
なりふり構わず
動物愛護法改正を2012年に控え、環境省は8月27日までの1カ月間、動物取扱業の適正化を巡るパブリックコメント(意見募集)を実施した。このパブコメに、CKCは大量の「組織票」を送ろうとしたのだ。事務局の桜井要治氏はこう話す。
「今回の法改正案は、まじめにやっている業者に対してもあまりに厳しい。この問題に対する組合員の認識の度合いが低く、関心を持ってもらうために要請文を出した。努力目標を設けたが、強制ではない。やれることは、やらないといけない」
意見例には、生後8週齢まで子犬を生まれた環境から引き離すことを禁止する「8週齢規制」や、繁殖犬の健康を守るための「繁殖制限措置」などについての反論が列挙されていた。これらの規制は、米国やドイツなどでは既に科学的根拠に基づいて法制化されており、今回の法改正の目玉だ。CKCの意見例は多くが根拠が薄弱で、「自主規制に任せるべきだ」などとしているあたり、なりふり構わぬ運動といえるーー。
【AERA-net.jp】より
◇ ◇ ◇
何をか言わんやですが・・・・。
でもこれって、多数決じゃないんですよね。
「パブリックコメントは数の問題ではなく内容が重要」としつつも、環境省および委員会は12万件を超える回答を、今回の法改正に対する一般の関心の高さの表れとして受け止め、「寄せてもらった多様な意見にきちんと目を通し、検討したい」としている。
とあります。
これで「自主規制に任せる」なんてことになったら「業界が有力な政治家を味方につけたからだ!」なんていわれることは必至ですね。
さて結論やいかに。
真面目な長文でグッタリです~ ^^;)
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犬や猫は生後何週間で販売できるか--。こうした問題について環境省が公募した「パブリックコメント」の総数が12万1828件に上ったことが25日分かった。05年には、ブラックバスの一種を外来種に指定するかどうかで約11万件の意見が寄せられたが、それを上回る異例の多さという。
同省は来年の通常国会で動物愛護管理法の改正を目指しており、ペットがほえたりかんだりするのを防ぐため、生後一定期間に達しない犬や猫の販売を禁止する内容を盛り込む予定。しかし、販売禁止期間をめぐって意見が分かれている。
意見は▽ペット業界などが主張する「45日間」▽海外で主流の「56日(8週間)」▽それ以上(60日、70日など)▽自主規制に任せる▽明確な基準のない現行のまま--などを示し、自由記述で募集した。結果は「56日」が4万3295件と最多で、理由は「欧米で主流だから」「8週未満で親から引き離すのは虐待」などだった。「ワクチンや餌などの経費が増える」との理由で「45日」を支持する意見は3万1408件。「現行のまま」も1万2500件あった。【江口一】

◇ ◇ ◇
・深夜の生体展示規制および展示時間制限
・移動販売の規制強化
・対面販売・対面説明・現物確認の義務化
などの生体販売にかかる新たな規制導入や規制強化については賛成派が圧倒的多数を占めました。
しかし、意見が割れたのは子犬・子猫の販売禁止期間でした。
「8週齢未満の犬猫の販売を禁止」とする意見が4万3295件と最多でしたが、業界が自主基準として導入を検討している「45日未満の犬猫を規制対象とすべき」が3万1408件、「何らかの規制措置を講じるべき」が1万9099件、「現行基準のまま」が1万2500件など、意見が分かれました。
私個人としては2ヶ月(60日)は親元に置くべきだと思っています。脳の発達や性格形成に大事な時期を親と一緒に過ごさせてあげたいです。生後40日そこそこのワンちゃんがペットショップで売られているのを見ると「かわいそうに~」と思ってしまいます。
そういう子犬を欲しがる人がいるから売るわけで、消費者(という言葉が正しいのか?)もそういう状況に加担しているんですが。
「8週齢まで親元に置くと、人見知りする子犬になってしまう」
という販売業者側の反論があるようですが、その人は子犬を親にまかせっきりにしているんでしょうね。
やっぱり本音は
『そんなに長く置いといたら餌代はかかるし、可愛くなくなって売れなくなっちゃう』
だと思いますけどね。
掛かった経費分は当然販売価格に上乗せされます。その方が衝動買い(飼い)の防止にもなるのでは?
高く買ったものは大切にする傾向はありますから、虐待や飼いっ放しも減るんじゃないでしょうか?甘いか?
なるべく早く売りたいので↓こんなこともしてるようですし。
◇ ◇ ◇
ペット業者が「組織票」---環境省パブコメに数万票か
「関連団体と協力の上、一通でも多くの意見を環境省に提出することといたしております」
8月半ば、ペットショップ経営者らに、そんな「要請文」が送られてきた。同封されていたのは、「意見例」と「提出用紙」が30セット。送り主の欄には、中央ケネル事業協同組合連合会(CKC)とあった。ペットショップ経営者ら全国約千の動物取扱業者が加盟する、主要な業界団体の一つだ。要請文には、連合会全体で3万件以上の意見提出を目指すとして、組合員1人あたり「30件を努力目標として掲げています」とした「ノルマ」も設けられていた。
なりふり構わず
動物愛護法改正を2012年に控え、環境省は8月27日までの1カ月間、動物取扱業の適正化を巡るパブリックコメント(意見募集)を実施した。このパブコメに、CKCは大量の「組織票」を送ろうとしたのだ。事務局の桜井要治氏はこう話す。
「今回の法改正案は、まじめにやっている業者に対してもあまりに厳しい。この問題に対する組合員の認識の度合いが低く、関心を持ってもらうために要請文を出した。努力目標を設けたが、強制ではない。やれることは、やらないといけない」
意見例には、生後8週齢まで子犬を生まれた環境から引き離すことを禁止する「8週齢規制」や、繁殖犬の健康を守るための「繁殖制限措置」などについての反論が列挙されていた。これらの規制は、米国やドイツなどでは既に科学的根拠に基づいて法制化されており、今回の法改正の目玉だ。CKCの意見例は多くが根拠が薄弱で、「自主規制に任せるべきだ」などとしているあたり、なりふり構わぬ運動といえるーー。

◇ ◇ ◇
何をか言わんやですが・・・・。
でもこれって、多数決じゃないんですよね。
「パブリックコメントは数の問題ではなく内容が重要」としつつも、環境省および委員会は12万件を超える回答を、今回の法改正に対する一般の関心の高さの表れとして受け止め、「寄せてもらった多様な意見にきちんと目を通し、検討したい」としている。
とあります。
これで「自主規制に任せる」なんてことになったら「業界が有力な政治家を味方につけたからだ!」なんていわれることは必至ですね。
さて結論やいかに。


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