2011年08月31日 (水) | 編集 |
注射針の先端は、ただ斜めに削ってあるだけではなく、2段の角度にカットされています。


ランセットポイントカットというそうですが、こうすることで刺すときに抵抗が少なく、痛みを感じにくくなっているそうです。
昔は硬い金属の針を研ぎながら消毒をして何度も使ったらしいですが、私が獣医師になった頃にはもう使い捨て針でした。
ところが、その使いまわし針に慣れていた昔の青年先生方は、使い捨て針になってもなお、煮沸消毒をして何度も使ってたりしました。(-”-;)
「最後には針先が鈍って『ブツッ』って感じで刺してたよ~」なんて話を聞きます。
しかし、実は針先は鈍っていたんじゃなくて↓こうなってたんですね!

針先が曲がってます!これじゃすんなり刺さらないよ~。
痛そうー!!(>_<)
これは皮膚を刺すばかりではなく、薬剤の蓋のゴムを刺すのも同様です。
例えば、ワクチンを打つ時には、
①溶解液を吸う時
②乾燥ワクチンに溶解液を入れる時
と、すでに2回刺しています。上の写真の『2回使用』の状態です。ですから当院ではワクチン液を吸った後に、新しい注射針と交換してからワンニャンに打つようにしています。当たり前のことですけどね。
最近では以前より細い針を使うようになりましたから、ワンニャンの痛がるのもかなり減って来ましたね。
針先も進化しています。

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ランセットポイントカットというそうですが、こうすることで刺すときに抵抗が少なく、痛みを感じにくくなっているそうです。
昔は硬い金属の針を研ぎながら消毒をして何度も使ったらしいですが、私が獣医師になった頃にはもう使い捨て針でした。
ところが、その使いまわし針に慣れていた昔の青年先生方は、使い捨て針になってもなお、煮沸消毒をして何度も使ってたりしました。(-”-;)
「最後には針先が鈍って『ブツッ』って感じで刺してたよ~」なんて話を聞きます。
しかし、実は針先は鈍っていたんじゃなくて↓こうなってたんですね!

針先が曲がってます!これじゃすんなり刺さらないよ~。
痛そうー!!(>_<)
これは皮膚を刺すばかりではなく、薬剤の蓋のゴムを刺すのも同様です。
例えば、ワクチンを打つ時には、
①溶解液を吸う時
②乾燥ワクチンに溶解液を入れる時
と、すでに2回刺しています。上の写真の『2回使用』の状態です。ですから当院ではワクチン液を吸った後に、新しい注射針と交換してからワンニャンに打つようにしています。当たり前のことですけどね。
最近では以前より細い針を使うようになりましたから、ワンニャンの痛がるのもかなり減って来ましたね。
針先も進化しています。


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