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    マラセチア
    2011年08月27日 (土) | 編集 |
    ワンちゃんの皮膚炎や外耳炎の原因菌の一つにマラセチアがあります。
    マラセチア真菌(カビ)に属しますが、ボーリングのピンのような形をしていて菌糸を出しません。以前は”ピチロスポラム”とも呼ばれていました。

    マラセチア

    ワンちゃんの耳垢を取って、スライドガラスに塗って染色したものを顕微鏡で見ます。
    どれがマラセチアかというと・・・

    マラセチア2

    黄色い丸で囲んだ点々がマラセチアです。かなり大量に繁殖しています。

    皮膚炎の場合は、セロハンテープで皮膚の垢や角質を取ってそれを染色して見ます。

    何とも厄介な真菌ですが、実は正常な皮膚上や耳の中などにも存在する常在菌で、普段は全く悪さをしません。
    しかし脂質や湿度のある場所をとても好み、ワンちゃんの体調が悪かったり免疫力が低下したりして、その適した環境になると栄養分をたくさん取り入れどんどん増殖していきます。
    それによりマラセチアが原因となる外耳炎や皮膚炎などを引き起こしてしまうのです。

    直接的な治療は抗真菌薬の塗り薬か飲み薬を使用します。
    ですが、ワンちゃんの体調を整えることも大事です。
    夏はその暑さだけでも体調を崩す原因となりますから、皮膚炎が非常に多い時期となります。
    また皮膚を清潔に保つことも非常に大事です。皮膚炎を起こしやすい子は、夏はサマーカットをしてマメにシャンプーをするだけでも皮膚炎の予防に役立ちます。

    ところで上の写真、ちょいと補助線を引くと・・・

    スヌーピー?

    なんだかスヌーピーの耳からマラセチアが飛び出してきているように見えませんか?

    スヌーピー好きの方、ごめんなさい。m(_ _)m

    いんちょ

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