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    どんなスプラッター映画より強烈!
    2011年08月23日 (火) | 編集 |
    ご注意:今日の話はグロいです^^;)


    こんな仕事をしていると、手術や外傷で出血や内臓などを見慣れてしまいます。すると映画やTVなどで、血がドバーっとか、内臓がズルズルーっとかを見ても
    「こんなの無いよ」
    とか
    「良くできてるけど、豚の腸かな?」
    とか、製作者の意図には反応せず冷静な観察をしてしまいます。^^;)

    実際に遭遇して一番最悪だったのが電車に轢かれたネコちゃんで、連れて来られた時には腰から下が切断されていました(それでも生きていましたよ!)。そんなネコちゃんでも、何番目の腰椎から切断されているか、内臓は何が残っていて何が無くなっているかとか、観察していました。気持ち悪いとかの感情は無く、とにかくカワイソウと思います。


    そんな私たちでも、何度見ても「気持ち悪~い」と思ってしまう病気があります。
    ハエウジ症です。

    その名の通り、動物の身体にハエが卵を産み、ウジが孵って寄生する病気です。主に弱った動物(高齢・病弱)に多く、糞や皮膚病の分泌物が付いたままになっているとハエが寄ってきます。

    注意お断りしておきますが、このサムネイル写真をクリックするとハエウジ症の大きい写真になります。苦手な方や食事中の方はクリックしないで下さい!!チャレンジャーのみクリックして下さい!!
    ハエウジ この写真はヤバイです!

    治療はとにかく1匹1匹ピンセットでつまんで取り出します。今回は頚背部でしたがとにかく寄生数が多くて大変でした。摘出したウジは熱湯に浸けて退治していきます。
    全部摘出してきれいになったところで、これでもか!ってくらいに消毒します。

    ハエウジ (1) ウジを全部取ったところ
    これくらいでも一般の方には充分刺激的ですよね

    この皮膚の穴はウジが侵入していた穴です。ウジは皮膚の中に入り込んで消化酵素を出しながらワンちゃんの肉を食べていますから、壊死した組織がいっぱい付いています。それをかじり出して正常組織だけにして縫合したいのですが、上の写真の皮膚の赤い部分はウジの消化酵素に侵されていますのですでに正常組織ではありません。おそらくこの部分は毛が生えてきません。火傷と同じような状態です。

    ハエウジ (2) 縫ったところ
    これでも結構痛々しいです。


    とりあえず壊死組織を取って縫合しましたが、おそらく処置は1回では済まないでしょう。
    本犬は高齢ですが食欲もありとても元気なのですが、相当痛かったとみえて、身体を触ろうとするだけで猛烈に怒ってきます。

    早く治るといいのですが・・・・

    いんちょ 友人の獣医師はハエウジ症を見て吐いたと言ってました。^^;) 

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    テーマ:わんことの生活
    ジャンル:ペット