
体温は、昔ながらの水銀計で10分かけて測るのが一番正確と言われていますが、聞き分けのいい人間や動けない重病患者ならまだしも、普通のワンニャンに「10分間じっとしていろ」とは無茶な話です。
そこで今では数十秒で測れる予測式体温計を使っています。
色々なメーカーから色々な体温計が出ています。
以前使っていたのは腋下測定用のでしたが、ワンニャンの肛門で測るとどうしても高めに出てしまいました(実測値より0.5~1度も)。
その後、他の腋下用や2~3秒で測れるという耳(鼓膜)用も使いましたが、実測値と違ったり、測る度に違ったりしてどうもしっくりくる良い物がありませんでした。

現在当院ではこの体温計を使っています。先端がくにゃくにゃと曲がるほど軟らかくてワンニャンを傷つけないのと、測定時間がとても短いこと(10秒~20秒程度)、他の予測体温計と比べて実測値に一番近かったなどの理由でこれを選びました。
概ね満足していますが、残念なのは32度以下は測れないことです。上の写真でも室温(28度くらい)では”Lo”と表示されます。
先日の当ブログ
「ミーすけ、お仕事中」でもありましたが、低体温の子犬・子猫は32度以下になってしまいます。そんな時はもっと低温を測れる実測計を使って測定しますが、時間が掛かってしまいます。
それが何の偶然か、神様のお引き合わせか、先日の低体温の子猫ちゃんを保護してくださった方は、実は某有名医療用具会社に勤めている方で、20度から測れる体温計を開発していたんだそうです!
その方のお話では、3月11日の大震災の後に救急で運ばれてこられる人達の中には、従来の体温計では測れないくらいに低体温になっている患者さんがかなりいらしたとのことで、某有名医療用具会社(下の写真でモロバレですが・・・^^;)では、もっと低い体温から測れる体温計を作らなければ、と企画されたんだそうです。
そしてなんと、その保護してくれた方が
「この度その体温計が完成しました。」
と持ってきてくださいました。


そして、
「これからもこれで、低体温の子たちを救って下さい。」
とおっしゃいました。
「はい。がんばります。」
決意も新たにその体温計を有難く受け取ったのでした。
しかし、今までどうして無かったんだろう?
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そこで今では数十秒で測れる予測式体温計を使っています。
色々なメーカーから色々な体温計が出ています。
以前使っていたのは腋下測定用のでしたが、ワンニャンの肛門で測るとどうしても高めに出てしまいました(実測値より0.5~1度も)。
その後、他の腋下用や2~3秒で測れるという耳(鼓膜)用も使いましたが、実測値と違ったり、測る度に違ったりしてどうもしっくりくる良い物がありませんでした。

現在当院ではこの体温計を使っています。先端がくにゃくにゃと曲がるほど軟らかくてワンニャンを傷つけないのと、測定時間がとても短いこと(10秒~20秒程度)、他の予測体温計と比べて実測値に一番近かったなどの理由でこれを選びました。
概ね満足していますが、残念なのは32度以下は測れないことです。上の写真でも室温(28度くらい)では”Lo”と表示されます。
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それが何の偶然か、神様のお引き合わせか、先日の低体温の子猫ちゃんを保護してくださった方は、実は某有名医療用具会社に勤めている方で、20度から測れる体温計を開発していたんだそうです!
その方のお話では、3月11日の大震災の後に救急で運ばれてこられる人達の中には、従来の体温計では測れないくらいに低体温になっている患者さんがかなりいらしたとのことで、某有名医療用具会社(下の写真でモロバレですが・・・^^;)では、もっと低い体温から測れる体温計を作らなければ、と企画されたんだそうです。
そしてなんと、その保護してくれた方が
「この度その体温計が完成しました。」
と持ってきてくださいました。


そして、
「これからもこれで、低体温の子たちを救って下さい。」
とおっしゃいました。
「はい。がんばります。」
決意も新たにその体温計を有難く受け取ったのでした。


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