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    210ベクレル/リットルの放射性ヨウ素
    2011年03月25日 (金) | 編集 |
    先日スーパーマーケットに行ったら、2リットルのミネラル水をカゴ一杯(十数本?)買っている人がいました。開いた口が塞がりません。あの水のほとんどが無駄になるんじゃないかと心配しています。

    さて、私がQ&Aで回答している「どうぶつ病院.jp」で、水道水中の放射性ヨウ素が検出されたことについて、心配になった飼主さんから問い合わせが続きました。
    その回答を転載します。

                         ◇

    葛飾区の金町浄水場で210ベクレル/リットルの放射性ヨウ素を検出しました。それを受けて都は武蔵野市、町田市、多摩市、稲城市、三鷹市に向けて乳児が水道水を飲むことを控えるよう呼びかけています。

    さて、この210ベクレルとはどのような値でしょうか?
    ちなみに鳥取県の三朝温泉のお湯は2000~2500ベクレル/リットルくらいです。飲泉療法にも良いとされています。

    人では1年間に被爆しても良いというのは1年間に1mSv(ミリシーベルト)と言われています。といっても自然の放射線が年間2.4mSvくらいありますが。

    さて10000ベクレルのヨウ素は0.22mSvの内部被爆を起こします。
    とすると1mSvの内部被爆を起こすには、210ベクレルのヨウ素水を1年間に216リットル飲むことになります。1日に593ミリリットルです。これは毎日飲んでも安全と言われている量です。

    放射線業務従事者が1年に浴びても良い被爆量での安全基準は50mSv以下ですから、毎日30リットル以上その水を飲むと基準オーバーです。

    以上は人の場合ですが、動物でも同様と考えられます。
    体が小さいなどの条件を考慮しても、その十分の一(3リットル)を1年間毎日飲んだら、もしかしたら影響がでるかもしれません。

                         ◇

    胃のX線撮影でおよそ4mSv、CTでは7~20mSvくらい被爆します。水道水の210ベクレルを恐れるのなら、鉛の服を着て外を歩き、飛行機には乗らず、レントゲンもCTの検査も受けず、ラジウム温泉やラドン温泉などには決して入らないことです。

    いんちょ 多分『被爆』という言葉が恐怖心を煽っている

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    テーマ:地震・災害対策
    ジャンル:ライフ