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    嘔吐や粗相は病気のフリ?猫のストレス研究
    2011年01月29日 (土) | 編集 |
    米オハイオ州立大学獣医学部のトニー・バフィントン教授率いる研究チームが、学術誌「米獣医学協会ジャーナル」最新号に発表したところによると、猫は健康体であるにも関わらず、生活リズムの乱れによるストレスで病気のフリをすることがわかったのだとか。

    (中略)

    “病気にかかったような様子”は健康な猫と、膀胱炎に罹患した猫のいずれの場合でもほぼ同程度に発生しており、その発生頻度は規則正しい環境下にいたときに比べて約3倍に増加することがわかった。

     このことから、実験期間中に猫たちが見せた体調不良の症状は、本当に具合が悪いからではなく、環境の変化によるストレスサインとして病人(病猫?)を演じている結果なのではないかと結論づけている。

    (中略)

     教授は「“食欲がない”“頻繁に吐く”“粗相をする”などの症状で猫がクリニックにやってきた場合、今後獣医師はその猫がどのような環境で飼われているのか、生活に急激な変化はなかったかなどを考慮し、診察を行うべきだ」とコメントしている。

     猫の飼育環境が、外から室内へと移行してきている現在。家のなかだけでは刺激が少なく、猫たちも毎日単調でつまらないのでは?と思われがちだが、我々の想像以上に変化に弱い猫にとって、そのような心配は無用……どころか、かえって迷惑な場合もあるようなので、猫オーナーは充分ご注意を。

    ◆嘔吐や粗相は病気のフリ? 猫とストレスに関する研究結果を発表 米国 

              ◇          ◇          ◇

    同様のことは普段の診察時に感じます。
    盆暮れ正月の人寄りする時に、嘔吐下痢や食欲不振になるワンちゃんネコちゃんが増えます。人が思っているより動物はストレスに弱いですね。

    ただ、それが【病気】なのか【病気のフリ】なのかは非常に難しい判断となります。吐いたり下痢をする度にバリウムを飲ませたり、内視鏡をするわけにもいきません。
    治療は、なるべくストレスを軽減させてもらって、症状を軽減させる対症療法をします。
    人間でもストレスを受けたときに、胃が痛くなったり、下痢したりしますよね。これは決して病気のフリとは言えないです。

    最近では膀胱炎の中でも特発性膀胱炎(原因不明の膀胱炎)が大半を占めてきています。細菌感染も無く、尿中に結晶もみられないのに膀胱炎症状を示します。
    その要因の主なものがストレスだと言われています。
    食事療法や内服薬で改善しない場合に、精神安定剤を投薬すると膀胱炎が治ってしまいます。
    でもこれも、【膀胱炎のフリ】ではないのです。

    いんちょ 

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    テーマ:猫のいる生活
    ジャンル:ペット