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    ブサカワ?
    2010年12月23日 (木) | 編集 |
     イギリスより、1匹の保護犬が長い年月の末、新しい家族を手に入れたという心温まるニュースが入ってきた。この物語が注目に値する点は、その犬が「世界一ブサイクな犬」次期チャンピオンに有力視されているほど、スゴイ顔をしているところなのだ。

     ギョロッと飛び出た両目、不自然にゆがんだ下顎と奇妙に飛び出した牙。16日付の英「デイリー・メール」で紹介されている件の犬「アグ(Ug)」(“醜い”を意味する“ugly”が語源)は、お世辞にもかわいいとは言いがたい……どころか、ちょっとドキッとすらしてしまう強烈な顔をしている。

         ダグ

     記事によると、現在2歳になるオスのポインター系ミックスであるアグは、英ヨークシャー・ドンカスターにある「メイフラワー・アニマル・サンクチュアリ」で里親が現れるのを長い間待っていた保護犬だったとか。

     その顔の怖さから誰からもまったくお声がかからず、家族ができることが絶望視されていたアグだったが、同施設のウェブサイトに彼の写真をアップして紹介したところ、そのあまりにすごいルックスが「もしかしたら“世界一ブサイクな犬”になれるのでは?」と話題になったのだ。

     ちょうどそのころ、現飼い主のエイプリル・パーカーさんもウェブでアグを見つけた。「彼の写真を見てひと目惚れしたの」と当時を振り返るパーカーさんは、すぐさまふたりの娘とともに施設を訪れ、アグを連れ帰ったという。

     「アグを見た人は、大抵驚いて二度見するわ。でも彼はすばらしい性格の持ち主で、本当に愛すべき存在よ」

      ダグ2

     アグ改め「ダグ」と名づけられた彼は愛する家族を得て、現在は幸せに暮らしているそうで、目下の関心事は来年6月ごろに予定されている「世界一ブサイクな犬コンテスト」でチャンピオンに輝けるかどうかなのだとか。

              ◇          ◇          ◇

    とてもインパクトのある顔のダグちゃん、いい家族に恵まれてよかったですね。ずっと幸せに暮らしてください。ヽ(^▽^)ノ

    しかし、獣医師の私はこの子の顔面の骨格がどうなっているのかが気になります。
    下顎の曲がり方は、顎関節脱臼か、下顎骨折をしたまま放って置かれたような感じに見えます。2歳なのに下顎門歯や左下犬歯が無いのは先天的とは思えません。
    また、左目は瞳孔が散大していますし、飛び出ているようにも見えます。恐らく緑内障を起こしているのではないでしょうか。あるいは強い外力が加わって左顔面の骨格が歪んでしまったとか。視力は無いでしょう。
    左耳の先端が切れているのも強い力が加わった証拠です。

    多分この子は小さい頃に事故に遭ったのではないでしょうか。そして治療もされないまま(あるいは応急処置のみで)自然治癒にまかされたのかもしれません。

    「世界一ブサイクな犬コンテスト」の趣旨が分かりませんが、生まれつきの顔勝負ならOKとしましょう。しかし事故や病気で歪んでしまった子を参加させるのは、私は賛成しかねます。
    (ダグちゃんが事故に遭ったかどうかは私の想像のみです)

    ただ、新しい家族が
    「彼はすばらしい性格の持ち主で、本当に愛すべき存在よ」
    と言ってくれているのでほっとしています。

    いんちょ

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    テーマ:わんことの生活
    ジャンル:ペット