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    紅葉狩り
    2010年11月08日 (月) | 編集 |
    昨日も日川渓谷へ紅葉狩りに行ってきました。ヽ(^▽^)ノ

    しかし、「紅葉狩り」とは変な言い方ですよね。最初聞いたときには、紅葉の葉っぱを取ってくるのかと思いました。そんな自然破壊をしちゃだめだよ~って。

    実は平安時代には実際に紅葉した木の枝を手折り(狩り)、手のひらにのせて鑑賞する、という鑑賞方法がありました。どうやらその辺から「紅葉狩り」という言葉ができたようです。

     momiji.jpg

    ヤマモミジなどモミジと名の付いた植物はすべてカエデ科の植物で、学術的にはモミジという植物はありません。
    カエデという名前の由来は実は万葉集だといわれています。カエデの葉がカエルの手に似ているということから「かえるで」と歌に詠まれていました。
    モミジと言う言葉を辞書でひくと「(古くは「モミチ」と清音)秋の終わりごろ、木の葉が赤や黄などに色づくこと。また、その葉」と出ています。ですからモミジはもともと紅葉することを指していた言葉だったわけです。
    ただ現実にはイロハカエデをイロハモミジと呼んだり、カエデの別名としても使われていますね。

    さて、どうして夏の間緑色だった葉が赤くなったり黄色くなったりするのでしょう。
    秋から冬にかけて気温の低下とともに、木は葉を落とすために葉と枝の境に離層を形成します。これができると葉と枝の間で水や養分の流れが妨げられてしまいます。
    この時、今まで葉を緑色に見せていた葉緑素「クロロフィル」が老化、分解されて他の色が現れ始めます。

             kaede.jpg

     カエデ、ナナカマド、ウルシなど葉が赤くなるものは光合成により葉に蓄積された糖分が離層によって枝に送られなくなります。
    この糖分などからアントシアニンという赤い色素が合成されて、葉が赤く色づいていきます。

     イチョウ

    イチョウブナコナラなど葉が黄色くなるものは、もともと葉に含まれていた黄色のカロチノイドという色素が、葉緑素が分解されていくことにより、目だって現れてくるために黄色い葉となります。

    毎年、紅葉の色合いは違います。色合いの素晴らしい年もあれば、色づきの悪い年もあります。また、同じ種類の木でも紅葉の進みが早いもの遅いものがあります。
    紅葉が美しくなるためには気温太陽の光の3つがポイントとなります。
    特に重要なのが気温
    昼と夜の気温差が大きいほど紅葉は美しくなります。この温度差によって紅葉のメカニズムが促進され、葉の色合いもよくなり、木々が一斉に紅葉するので美しい紅葉となります。
    また同じ木でも日当たりの良し悪しでも違ってくる場合もあります。
    その他、理由はよく分かりませんが、8~9月にかけての気温や台風の影響などによっても色合いが変わると言われています。
    今年は紅葉には良い条件が重なりましたから、これからも見事な紅葉が期待できるのではないでしょうか。

    リナポンが紅葉を「自然と化学のコラボレーション」と言いましたが、なるほど~と思いました。


    いんちょ


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