短距離走ではレース犬のグレイハウンドより速いと言われる「ウィペット」

　

大きめのイタリアン・グレーハウンドみたいですね。けれど、イタグレとは出身が違います。
ウィペットは約１００年前にイギリスで作出された比較的新しい犬種です。小型のグレー・ハウンドとマンチェスター・テリア、ベドリントン・テリアなどのテリア種を交配して、ドッグレースに欠くことのできない闘争心と勇敢な性格の犬を作り上げたと言われています。
なんと、時速６０ｋｍで走ります！

イタグレ同様のスレンダーで空力デザインに優れたボディラインに惚れ惚れとしてしまいます。
（*＾。＾*）


ところが、そんなウィペットの中に信じられないような体型の子がいます。

　　　　　　　

　

こう見えても女の子です。名前はウェンディちゃん。とても甘えん坊だとか。

　　　詳細はこちら　Big Wendy the muscular whippet（英語）

でも、鍛えてこうなったのではなく、筋肉の異常発達を引き起こす遺伝子異常だそうです。
『マイオスタチン関連筋肉肥大』という病気で、筋肉が必要以上に増殖するのを抑制するタンパク質（＝マイオスタチン）が働かないのでどんどん筋肉が増えていってしまいます。
そしてこの病気のもう一つの特徴が、体脂肪がほとんど付かないということです。

体脂肪は付き過ぎていても問題ですが、無くてはもっと問題です。
体脂肪はエネルギーの貯蔵庫であると同時に、体温調節や細胞・ホルモンの構成成分としては重要な役割を担っています。それが不足していると中枢神経の発達を妨げ成長にも大きな問題が生じる可能性があります。
少しでも体脂肪を増やすために過剰なカロリーを摂取しなければならない過酷な病気なのだそうです。

牛にも同じ病気があります。
するとこんな筋肉になります！

　

　　　　　

すごい迫力ですね！　お尻が弾けそうです。
お肉の量がハンパ無いですが、霜は全く降ってないでしょう。

どんなお味なんでしょうか？


　　やっぱり食べる方に興味が・・・

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