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    あい動物病院の周りで起こった出来事や、気になるニュース、趣味のこと、思ったことなどを 気の向くままのんびり書いていきます。
    病気も様変わり
    2010年09月30日 (木) | 編集 |
    私が開業した平成元年頃の病気は、犬といえば「フィラリア症」、猫といえば「喧嘩、ケガ」が圧倒的でした。

    犬フィラリア症は蚊に刺されて伝染する、心臓内の寄生虫です。毎年蚊に刺されて寄生数が増えてくると、血液の流れが悪くなって症状を出します。
    5~6歳になる頃にはフィラリアで亡くなってしまうワンちゃんが多かったです。

    <フィラリアの症状>
    ・喉にトゲが刺さったような咳
    ・毛づやが無くなる
    ・早く深い息をする
    ・運動を嫌がる
    ・お腹に水が溜まる
    ・茶色いおしっこをする   など

    近年ではフィラリア予防が一般的になりましたので、フィラリア症は激減しました。でも、まだ撲滅できた訳ではありませんから、やはり予防は必要ですね。


    ネコちゃんのケガも減りました。段々室内飼いが浸透してきたからだと思います。特に交通事故などによる骨折が減りました。


    その代わり(と言うのも変ですが)、ワンちゃんもネコちゃんも長生きするようになったので癌(悪性新生物)が増えました。
    人も死因の第1位が癌と言われていますが、動物もそうなりつつあります。


    老衰」が死因No.1になる日は来るのでしょうか?


    いんちょ


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    緑のプードル
    2010年09月29日 (水) | 編集 |
    ただいま病院の駐車場は、下水道工事やらドッグランのフェンス工事やらで、まだ舗装工事が始まらないので土が剥き出しです。
    更に最近は雨の日が多いのでドロドロのグッチャグチャです。
    ご来院の皆様には多大なご迷惑をお掛けしています。
    申し訳ございません。m(_ _)m


    そんな中、病院の窓から西を見ますと、完成したアパートの向こうに巨大な
    緑のプードルが出現しました!

     緑のプードル

          振り向いて 何を想うか デカ・プードル

    このワンちゃんのシャンプー&トリミングは難しいですね。


    いんちょ
      それは植木屋さんのお仕事

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    ワンコの糞でエコ
    2010年09月28日 (火) | 編集 |
    近頃ようやく暑さが和らいできました。今までが暑すぎたので、丁度いい温度が寒く感じるほどです。
    しかし、今年の夏は暑かったですね~。異常な暑さでした。やはり地球温暖化の影響もあるようですね。

    さて、地球温暖化対策のひとつの方法として、食品廃棄物や木材の廃材、動物の排せつ物などに含まれるエネルギーを再利用する試みが世界各国で進められています。そんな中、アメリカのマサチューセッツ州では、犬の糞から発生するメタンをバイオガスとして資源活用するという、とってもエコなドッグ・パークがオープンしました。

    The Park Spark Project』と名付けられたこの試みは、コンセプチュアル・アーティストのMatthew Mazzotta 氏を中心として進められました。
    飼い主は生物分解できる袋で犬の糞を拾い、公園内に設置された装置に入れるだけです。

    犬の糞でエコ
              [image from The Park Spark Project]

    装置に集められた犬の糞は、菌によって分解されてメタンガスが発生します。そのメタンガスを燃やして街灯に明かりを灯す、という仕組みです。
    プロジェクト・チームは、このエネルギーを、街灯のみならず、ポップコーンスタンドやお茶の販売などにも使用する構想も持っているそうです。

    メタンは燃焼すると水と二酸化炭素に分解されます。メタンと二酸化炭素はどちらも温室効果ガスですが、メタンは二酸化炭素の21倍もの強力な温室効果があります。

    犬の糞は単なるゴミではなく、とても貴重な資源であることを、このプロジェクトを通じて地域社会へ示すことが主な狙いだそうです。

    昔は人糞も『こやし』として立派に活用されていましたが、フンだんにある資源ですから違う利用法を考えた方がいいかもしれませんね。


    いんちょ
    ワンコの糞のメタンで作ったポップコーンは一体どんな・・・?

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    ピンクの猫
    2010年09月27日 (月) | 編集 |
       ピンク色の猫発見される!

    アメリカでピンク色のネコが発見されました!

     ピンク猫1

     pinnkuneko 2

    と言ってもピンクのネコは自然界では存在しません。誰かのいたずらのようです。

    第一発見者の女性が哀れに思いネコを洗いましたが、全身にこびりついた塗料は強く洗っても取れなかったそうです。
    毛に付着したピンク色はかなりキツイ蛍光色で、暗闇でも光るほど。
    第一発見者の女性は、最初その姿に驚き、あいた口がふさがらなかったとのことです。
    発見当時、ネコは少し弱っていたそうです。
    現在、動物養護施設にて見守られています。

    塗料の毒性は不明ですが、猫への影響が心配です。

    報道では
    猫の毛が自然に生え換わるまで、12~18カ月かかる。
     ただそれを待つしか今のところ手立ては無い。

    と言ってますが、そんなに心配なら毛を刈ったらいいのに、と思うのですが・・・・。


    いんちょ  中国のデコ犬といい、まったくもう!

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    体脂肪計
    2010年09月26日 (日) | 編集 |
    みなさんのお宅には「体脂肪計」がありますでしょうか?あれはどうやって体脂肪を計っているのかご存知ですか?
    一般家庭用の体脂肪計は「生体インピーダンス測定法」という方法を使っています。簡単にいうと、脂肪が多い体は電気が流れにくく、脂肪が少ないと電気が流れやすいという性質を利用したものです。体に微弱な電気(体には害のない)を流して、どれくらい流れるかを測定しています。

    正確な体脂肪を測定するには、

    (1)水中体重計:空気中の体重と水中の体重から体密度を求め,
             それを元に体脂肪量を計算する
    (2)DXA:波長の異なる2種類の放射線を用い,
             その透過量から人体の組成を求める

    のいずれかが必要ですが、どちらも非常に大掛かりです。
    そこで、考え出されたのが「生体インピーダンス測定法」です。簡単に、しかも水中体重計やDXAと比較してもそれほど大差無い数値が得られます。

    しかし、、脂肪を直接測定しているのではなく、電気の流れ方を測定して脂肪の量を推量していますから、その時の体調によって変化します。また、飲食、入浴も大きな影響を与えます。体脂肪を測定するときは、できるだけ同じ条件で計ることが大切です。

    実際に両手で持って腕を前に伸ばして計るタイプの体脂肪計で、腕を曲げて計っただけで5~10%も低く出たこともあります。


    さて、ワンちゃんネコちゃんの体脂肪計はあるんでしょうか?

    実はワンちゃんの体脂肪計はあります。

    犬の体脂肪計

    この装置をワンちゃんの左腰の皮膚に直に当てて、スイッチONで計れます。
    結構正確(なのかな?)に計れますが、やはりワンちゃんの姿勢で有り得ない数値が出たりします。
    何回か計って平均を出します。


    ではネコちゃんの体脂肪計は?

    残念ながら無いんです。(´^▽^`)
    一応測定方法はあります。
    ネコちゃんの胴回りと膝から踵までの長さを測って、換算表に照らし合わせて出します。

     猫メジャー

     猫メジャー2

    猫体脂肪換算表



    ワンちゃんのはハイテク・デジタルですが、ネコちゃんのは随分とローテク・アナログですね~。


    いんちょ

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