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    居候の紹介(ミー)
    2010年05月12日 (水) | 編集 |
    マーを預かってからおよそ1ヶ月、どんどんマーが元気になってきた頃、
    2人のオバサンが泣きながら私の動物病院にやってきました。
    ダンボールの箱と共に。

    ダンボールの箱の中には後半身化膿してグチャグチャの長毛猫が入っていました。
    事情を聞くと・・・

     近所に野良猫に餌を与えるオバサンがいる。
     十数匹の猫が住み着いていて周りは大変迷惑している。
     そのオバサンは餌を与えるだけで、猫が怪我をしていようと具合が悪かろうとほったらかし。
     この猫は数日前に大怪我をしたが全く知らんふり。
     見るに見かねて連れてきた。

    そして・・・           「安楽死してください」


    来たよ~。

    怪我をした猫を知らんふりする餌やりオバサンと、
    安楽死してくれと言うお節介オバサン。
    どこがどう違うというのでしょう。
    今、自分の感情(可愛い、可哀そう)を満足させることしか考えていません。


    例のごとく、預かってしまいました。
    若い獣医さんの診断、手術の練習台用に。

    ヒドイと思いますか? ちゃんと国家試験を合格した獣医師です。
    知識はありますが、経験が少ない。
    飼い猫さんで練習するわけにはいかないんです、野良でなければ。

    そしてその獣医師の診断:
    左後肢下腿の複雑骨折および壊死
    右大腿骨頭脱臼 (実際には右大腿は骨頚の骨折でした)
    尾骨折および壊死
    左眼角膜炎 (実際には左眼虹彩前癒着)

    治療:
    左後肢断脚
    右大腿骨頭摘出
    断尾

    その獣医師の治療の甲斐あって、
    傷はみるみる良くなり、今は3本脚で元気に走り回っています。
    これ以上無い、と言うほどの愛嬌を振りまいて。
    ミー


    さて、そしたら名前は何にしようか?
    よし!「マー」の次だから「ミー」
    そんなんで軽~く決定。

    ところで
    時々あちこちの中学校に職業講話の講師として呼ばれますが、その時このミーを連れて行きます。
    そしてその経緯を話します。
    みんなは真剣な面持ちで頷いています。
    職業とは関係ないですが、捨て猫について少しでも考えてくれればいいな、と思っています。

    いんちょ

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    テーマ:猫のいる生活
    ジャンル:ペット